うなぎ屋さん探訪554~うなぎが食べられる温泉宿。やっぱり鰻+温泉=最強!!「割烹旅館芳野」さん

うなぎは大好物である。

こういう鰻専門のブログなどをやっていると、いろいろな鰻好きさんからこんなお店があるよといった情報をたくさんいただく、ありがたいことだ。今回はそんな情報のなかから私が興味を持った「割烹旅館芳野」さんを探訪することにする。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

個人的に「鰻+温泉=最強」だと思い、温泉と鰻のコラボレーションや夕食に鰻が出てくる宿などもご紹介してきた。今回は山中湖にある天然鰻料理が自慢という老舗の割烹旅館だ。現在の三代目は「割烹旅館芳野」を継ぐために有名料理店で修業し腕を磨き、「〝うまい料理を高く〟なら、どこでもやれる。〝安くて、最高にうまい料理〟こそが、割烹旅館 芳野のおもてなし」。というコンセプトを引き継ぎ現在の営業スタイルとなる。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

宿の敷地内に車を駐車し普通のお宅のような建物に入っていく。ものすごく腰の低い女将さんが部屋に案内してくれる。急な階段を登り奥の客室へと案内してもらう。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

客室は2人部屋としては広すぎず狭すぎず。奇麗に手入れも行き届いていて、落ち着いて過ごせる客室だ。1日4組限定というところも静かにのんびりと過ごせるのかもしれない。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

女将さんが客室まで抹茶をたてて持ってきてくれる。ゆっくりできる時間だ。旅行っていうとどこか観光しなくちゃって思ったりしてたのだけど、最近は何も無いが凄く心地いい。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

夕食の時間までにお風呂に入って食事に備えたい。バスルームは貸し切り入浴となる。大人3人は入れる広さだ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

しかもこの温泉は山中湖温泉という天然温泉。泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)だがph9.7というお肌に良いアルカリ泉だ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

温泉上がりには近所のコンビニでちょっと買い込んで、夕飯までの食前酒を楽しむ。ここで飲みすぎると寝てしまうので適量にしておこう。じつはエアコンもついているのだが、エアコンを消して窓を開けてみるとなんとも柔らかな風が入ってくる。身体に優しい風だ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

夕食の時間になると、女将さんが声をかけてくれる。古民家の古道具なんかが置いてある食堂での食事となる。4組限定のためわさわさすることもなく、ちょうどよい間合いの空間で食事ができる。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

生ビールとともに、夜の宴が始まる。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

季節の前菜。一品一品丁寧さが伝わってくる。これをツマミながら一杯やるのは至福の時だ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

御造り。氷のかまくらとともに出てくるお刺身。かまくらの穴からひんやりとした空気が出てくる。山の中だというのに魚の鮮度もよい。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

冬瓜だったかな。出汁の効いた深い味わい。とても自然で優しいお味を楽しめる。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

日本酒をいただく。山梨の地酒七賢だ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

これはすごい。自分もいろいろなところでいろいろな鰻料理をいただいてきたが「うなぎの塩釜焼き」ろいうのは初めてだ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

これを女将さんが各テーブルごとに塩釜を壊していく。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

塩釜の中からは熊笹が顔を出す。この段階ですでにいい香りがしている。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

熊笹の中からは、旨味が濃縮した感じの鰻の身が出てくる。蒸してない鰻だが身はプリッとした感じがありトロトロと柔らかい身に仕上がっている初めての食感だ。うなぎの風味が引き立つ一品だ。もともと山中湖で天然鰻がたくさんとれた時期の苦肉の策として考えられた調理法なのだとか。今の真夏の時期は山中湖の天然鰻も少ないので、甲府の養魚場の鰻を使用しているとのこと。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

ローストビーフとゴボウとジュレのソース。ワインが飲みたくなってくる。場所柄、山梨産のワインの取り扱いもある。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

鮎の塩焼き。焼きたてふわふわの身は肉厚で食べ応えがある、川魚の風味も楽しめる。この段階で〆のうな重のご飯の量などを聞かれる。飲んだ時はご飯少な目でお願いしている。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

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馬刺し赤身。山梨と言えば馬刺し。柔らかく臭みも全くない。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

いよいよ〆のうな重。関東風の蒸の入った蒲焼きだ。肉厚トロトロ身にどこか複雑な独特なタレが絡む。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

脂ノリもよくトロトロに仕上げられた蒲焼。すでに腹いっぱいのはずなのに、ご飯がすすむ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

デザート。フルーツの産地でもある山梨県。オール山梨でおもてなしをしていただいた。食材豊富な山梨県ならではの料理を楽しませていただいた。山中湖の天然鰻は夏の終わりから秋にかけて出回るのだそうだ。蒸さない関西風の地焼でも調理ができるということなので、機会があればぜひ試してみたい。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

そして翌朝の朝食会場は、バロッククラシックなBGMの流れるちょっとおしゃれな空間でいただく。ちょっとずついろいろな食材を楽しめる素敵な朝食だ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

とうもろこしの豆腐は出来立てだ。朝から一品一品に丁寧に手が加えられたお食事をいただけるのは幸せなことだ。

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

うなぎが食べられる温泉宿。「割烹旅館芳野」さん

チェックアウト後は近所の山中湖を散策するも良し、河口湖畔でのんびりしてもよし。富士山周辺には素敵なスポットもたくさんある。ぜひまた行きたいと思う「割烹旅館芳野」さんだ。

【うなぎ愛好会ブログ】
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「割烹旅館芳野」
所在地:山梨県南都留郡山中湖村山中865-338
定休日:年中無休

・お店のホームページ
http://yamanakako-yoshino.com/

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