うなぎは大好物である。
亀戸天神前の「うなぎ活魚天ぷら八べえ」さんで、うなぎラーメンがあるという、どんなものなんだろうか?やっぱり好奇心が勝ってしまい、雨だというのに亀戸へ。
お店は亀戸天神の参道、門前。天神さまにもお参りを済ませ、いざラーメン屋いや、うなぎ屋さんへ。店前にデリバリー用のバイクが二台止まっている宅配サービスをしているようだ。入口には鰻の入った生簀と写真付きのメニューがありちょっと確認、うなぎラーメンがあった。
店内は右手にカウンター席、奥には小上がり席がある。鰻屋さんというよりは居酒屋さんの雰囲気だ。若大将が案内してくれる。
うなぎラーメンを食べに来たんですと言うと、しょうゆ、塩、味噌と、つけ麺があるのだそうだ、お値段は800円。一番、鰻を感じられるのはどれですか?しょうゆかな?と大将登場。うちのは鰻のエキス100%だから!と。うなぎ屋さんなんですよね?そうだよ!うちの鰻は旨いよ!創業は40年ほどだそうだ。
そうなのかと、メニューを見なおす。坂東太郎を扱っている。なるほど、うな重はもちろんだが鰻の冷しゃぶ、鰻のアラのひつまぶし、珍しいメニューがならぶ。メガ盛りうな丼、挑戦者求とある。2~3人前で6000円、ああ挑戦したい。
うな重食べたい・・・。
いやいや、今日はラーメン食べに来たんだ。うな重食べてラーメン、いけるか?いやいや、いくらなんでもそんなに食べられないでしょ。なんてことを一人で悩んでいると、若大将が蒲焼なんかいかがですか?という。なるほど、蒲焼ならそんなに腹に影響はない。うまいね若大将。
蒲焼食べるならビールでしょ、ビールは別腹。鰻特上蒲焼をお願いする。すると、若大将が、蒸したのと蒸さないのとどちらにします?という。は?なかなか蒸さない地焼きを出す店は少ないところなのに、まさか選べるとは。
ここは蒸さない地焼をセレクトした。常連のお客さんで、蒸さない地焼で焼いてくれということから独自の試行錯誤をして地焼きを出すことになったのだそうだ。
そしてビールも注文。すると、普通のジョッキとスカイツリージョッキとどっちにします?という。なにかといろいろオプションがあるのは面白い。せっかくなのでスカイツリーのジョッキにする。生ビールが登場すると、これこっちからみると金色のスカイツリーが見えるのだと説明してくれる。なんとも気さくな大将と若大将だ、笑顔も素敵だ。
蒲焼は外の生簀から活鰻を持ってきた焼くとのこと。カウンター上の水槽の中ののんびりとした鰻を見ながら待つ。この水槽の鰻は稚魚から飼いだして一年半くらいになるそうだ。可愛らしい鰻様。
蒸さない八べえ流地焼蒲焼が登場。皮はパリッと表面サクッと、身はプリッとした感じだ。タレは甘辛の濃いめ、中部風の蒲焼だ。やや肉厚の身には旨味が凝縮されている。
すっかり飲みモードになってしまっていたが、そうだラーメンを食べに来たんだった。うなぎラーメン醤油をお願いした。すると若大将、麺は硬め?柔らかめ?と聞いてくる。ここまで対応してくれるのかと硬めでお願いした。出来上がりを待ちながらうなぎラーメンについて聞いてみた。
自分的にはスープは鰻の骨とかカブトなどで採るのだろうと思っていたが。蒲焼を作る際に出来る身の部分を使ってスープを採るのだそうだ。骨などでやってみたが臭み雑味でうまくいかなかったそうだ。となると、うなぎエキス100%のスープということになる。
冬場の鰻屋さんはお客さんが減ってしまうので、なにか冬の鰻料理を出来ないものかと試行錯誤を重ねた末このうなぎラーメンが出来上がったそうだ。ただ、蒲焼が出ないとこのスープも作れないとのこと、このうなぎエキススープがあるときだけ提供できるのだそうだ。今日は、運がいいそうだ。
いよいよ、うなぎラーメン登場。見た目は豚骨っぽいが表面がギトギトしていない。これがうなぎエキス100%のスープ。身から採っているので、コラーゲンがたっぷりなのだそうだ。
濃すぎない複雑な味わい、クセになってくる。
ラーメンであってラーメンではない。他のお客さんでは普通のラーメンを想像して食べるとスープを一口飲んで無理だという人もいるそうだ。それでも臭みはなく、濃厚コラーゲンスープといった感じだ。麺との絡みも違和感はない。
チャーシューの代わりに鰻のカブトが入る。長時間かけて柔らかくなっていて骨っぽさも感じない、ホロッとした食感。半熟卵は鰻のタレで漬けたものだ。コクのある玉子だ。スープを最後まで飲み欲し、うなぎラーメン初体験。こんどは、塩食べてみるかな?
探訪日:2015.09
「八べえ」
所在地:東京都江東区亀戸3-2-8 斉魯ビル 1F
営業時間:11:30~15:00、17:00~21:00(日・祝日17:00~20:30)
定休日:月曜日
電話:049-262-5321
・お店のホームページ
https://ggmx600.gorp.jp/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131202/13056800/
>>いつもご覧いただき、感謝申し上げます。
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