うなぎは大好物である。
このところ腰を痛めていた。ちょっと回復してきたので都内を散歩がてら鰻でも食べてさらに回復したいところ。今日は雨だ、冷たい雨だなあ。でも出ると決めたら行くのだ。
西日暮里駅を出て不忍通り方面へ歩く。不忍通りに出て右へ曲がると1927年(昭和2年)創業の稲毛屋さんがある。ちょうど昼時だ。賑やかな店内だ。テーブル席は6卓ほど、カウンターは4席、二階席もあるようだ。モダンな木の風合いの店内は落ち着く。カウンター上には日本酒の一升瓶が並ぶ。日本酒にはこだわりのあるお店だ、定期的に日本酒の会を催しているようだ。
メニューはランチうな丼は1300円より。うな重梅1800円、松2600円、特3400円。グレードで大きさと量が違うとのこと、一回りづつ大きくなるそうだ。稲毛屋さんの面白いところは蒸を入れた関東風か蒸さない関西風か選べるところだ。都内で蒸さない関西風をいただけるお店は希少だ。特3400円関西風をお願いする。
他には白焼き丼、和風うな丼、ひつまぶしなど豊富にある。店員さん厨房の人もなんだか元気で活き活きしている、こちらも元気になるようだ。
待つこと10分、うな重登場。蒸す工程がないから関東風より出来上がりは早い。皮は薄めでやや弾力あり。身はやや厚め、プリッとクニュっとした歯ごたえ。関西風ならではの食感だ。身の内部の程よい脂のノリ、甘み。皮と身がハラッとはがれる感じも好きだ。タレは甘辛ほんのり甘目。バランスが良い。ご飯の量は少なめだが、うなぎを味わうにはちょうど良い。
関東風のうな重とはまた違ったボリューム感と満足感。やっぱり好きだなあプリプリの関西風地焼。ランチのうな丼でも関東風と関西風と選ぶことができる。関西風を試してみるのにはちょうど良いかもしれない。
ここは昼のうな重もいいが夜来なくちゃいけない。酒の肴系のメニューが豊富そしてこだわり。焼き鳥系はもちろん、とりわさ、合鴨のたたき、たけのこの味噌漬け、山うに豆腐などなど、呑み助には気になるツマミがいっぱいだ。そしてこだわりの日本酒。
探訪日:2013.10
「稲毛屋」
所在地:東京都文京区千駄木3-49-4
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:30(土日21:00まで)
定休日:水曜日
電話:03-3822-3495
・お店のホームページ
http://unagi-inageya.com/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13024475/
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