うなぎ屋さん探訪348~京都市中京区「京極かねよ」

うなぎは大好物である。

大阪出張から京都に立ち寄る。FBグループのうなぎ愛好会で関西でお勧めのお店は?と聞いてみたところ京都新京極のこちらのお店を教えてもらった。蒲焼の上に出汁巻玉子がのった「きんし丼」があるという。

創業明治末期という日本一のうなぎ「かねよ」独特なレトロ感あふれる建物は大正時代に建てられたものだ。実は日本一のうなぎ「かねよ」は二軒ある滋賀県大津市の「逢坂山かねよ」こちらの創業は1872年(明治5年)。なんだかいろいろあるらしい二軒なのだ。いずれにしても、どちらも「きんし丼」の老舗には変わりない。

今回は京都の京極かねよへ。お店の外観、なんだか懐かしく好きな建物だ。店内はテーブル席と大きな丸テーブル席がある。お一人様なので大きな丸テーブルに座る。

白い割烹着を着た店員さん、昭和が残っている。急須と湯呑みを持ってきてくれる、このセルフスタイルが嬉しい。

メニューは定番のうなぎ丼と名物のきんし丼に分かれる。名物きんし丼は並2100円、上2800円、特3600円。定番うなぎ丼も同じ値段設定、うなぎの切れ数の量が違う。他には鰻定食、とり定食、松花堂などがあり、うまき、八幡巻などもある。名物きんし丼は並2100円をお願いする。

待つこと5分、きんし丼登場。
これは凄い、玉子のフワフワ感が見た目に伝わる。肝心の鰻はこの玉子焼きの下だ。何層にもなっているふわふわの玉子をめくるのは一苦労。蒲焼が見えた。皮は薄目で柔らかく、身は薄いがホクッとした食感の関東風の蒲焼だ。これにふわふわの出汁巻玉子が合う。タレは醤油系辛め濃いめ。これがまたふわふわの出汁巻玉子と合うのだ。

山椒もかけてみる、なかなか痺れの効く山椒だ。一度は食べておきたい「きんし丼」でございます。

国際的観光地の京都、店内にも海外の観光客が多い。きんし丼は海外の人の反応はどうなんだろう?このふわふわは伝わるのだろうか?山椒の痺れでびっくりしないだろうか?なんていろいろなことを考えてしまった。京都は時間をかけてゆっくり来たいところだ。

探訪日:2015.06

「京極かねよ」
所在地:京都府京都市中京区六角通新京極東入ル松ヶ枝町456
定休日:不定休

・お店のホームページ
http://www.kyogokukaneyo.co.jp/

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26001330/

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