関東最古の醤油~ヒゲタ醤油

鰻のタレには欠かせない醤油。醤油蔵を訪ねるのも面白い。

銚子のヒゲタ醤油、関東では最古の醤油と言われている。

1616年(元和02年)ヒゲタ醤油(銚子)創業、摂津の国の酒造家の勧めで、銚子で醤油の醸造を始めた。ちなみに同じく千葉県銚子のヤマサ醤油は1645年(正保2年)の創業。「大極上々溜まり醤油」として、大豆が主体の「味噌溜まり」のようなものであったと思われる。

1697年(元禄10年)ヒゲタ醤油(銚子)原料に小麦を配合するなど製法を改良、現在のこいくち醤油の醸造法を確立。このころから地回り品(関東製造品)が流通することになる。

詳しくは「ヒゲタ醤油」のホームページをご参照。
http://www.higeta.co.jp/company/ayumi.html

工場敷地内は大豆の良い香りが漂っている。通常工場見学もできるのだが、この日は機械の緊急メンテナンスとのことで資料館のみを見学。
見学には事前予約は不要。

ヒゲタ醤油の看板。ロゴ左上に「上」マークが付いているのは、お上から与えられた高品質の証なのだそうだ。

江戸時代から使われていた醤油樽。

懐かしい感じの街角の広告類。
土産にヒゲタの高級割烹醤油「本膳」のミニ瓶をいただいた。これがなかなかいい醤油だ。

そして、売店で気になった「ひ志お」これは商品名だが醤(ひしお)を商品化した、食べる醤油と言うものだ。これがまた、美味。
「銚子山十」
http://www.hishio.co.jp/

うなぎの食文化2でも醤油についてちょっと触れているのでご参考まで。
https://unatan.net/?p=1428

2015.07

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