うなぎは大好物である。
良くしていただいてる鰻友(鰻師匠)さんより、池袋かぶとさんにお誘いいただいた。実は池袋かぶとさんは初訪問、昔からお店の存在は知っていたのだが、何度か店の前を通るも、空いているので、いつでも入れると思い後回しにしていた。それが現在では、超予約困難のお店となっているのである。予約をして鰻屋さんに行くのが苦手な自分は、さらに足が遠のいてしまい、もっと早く行っておけばよかったと後悔する。
ありがたい機会に感謝しつつ、寒い雨の中、池袋へと向かう。池袋かぶとさんは、思い出横丁のカブトから修行した岩井氏が1948年(昭和23年)にはじめたお店だ。頑固なスタイルで岩井氏の鰻愛と鰻ワールドを楽しめるお店として超人気店となり、2014年にはテレビ東京放映ののソロモン流でも取り上げられますます人気店となる。そして、2016年から2代目藤森夫妻が店を切り盛りするようになり、やはり藤森氏の鰻愛がさらに人気を呼び、やはり予約困難店となっている。
今回は15:00からの部でご一緒させていただいた。寒い日なのだが、なぜか生ビールは飲みたくなるものだ。店内はカウンター席がメインで店主の鰻愛劇場を近くで楽しめる特等席となる。
やはり、寒いのでくくみ酒のぬる燗をいただく。山形出身の先代の日本酒セレクトだ。
そして、店内一斉にうなぎ愛のコースがスタートする。店の屋号でもある「カブト」串。蒸しを入れた鰻の頭(カブト)の串焼き。
ヒレ串。焼き加減が抜群。脂のノリと焼きの塩梅が絶妙だ。これにタレがからんでくる。ここから蒸さない地焼きの鰻を存分に楽しませてくれるのだ。
このタイミングで豆腐が登場する。かぶとさんのご近所でもあり、70年以上つづく老舗の大桃豆腐さんの豆腐。大豆の香りが豊かで濃厚な味わい、ふわふわ柔らかい食感で、塩をアクセントにいただきます。
串巻き。いろいろな部位の身を串に巻き付けて焼いている。焼き加減も見事で、蒸さない地焼きなのだがふわふわの身が楽しめる。
鰻しっぽ串焼き。サクカリの食感で、ジュワっと鰻の脂とタレが融合して美味い。本日の鰻は、浜名湖産を使用しているとのこと。
地焼きの白焼き。ビジュアルも中部地域の刻まれたスタイルではない。見た目も美しい焼き色だ。皮はパリッと身からは鰻の上質な脂が滲み出てくる。味わい深く余計な調味料はいらない。
常連の方が美味しそうに飲んでいたので、あずき茶割りというのを試してみる。小豆の香りで酒を飲んでいる気がしない、身体に良さそうな雰囲気だ。鰻にもよく合う。
いよいよコースも盛り上がってくる。タレ焼きの蒲焼きが登場。テーブル分の蒲焼が盛られていて、このビジュアルにテンションも爆上がりだ。
蒲焼と茶碗のご飯が別々に登場するので、鰻師匠に盛ってもらう、恐縮だ。やっぱり鰻好きの方はよくわかっている、そうそうこの盛りですよ。夢のような地焼き鰻蒲焼丼。
今回はご飯の盛りを少な目にしてもらった。年だからね、酒を飲むとご飯がきつくなる。しかし、そのご飯が硬めの炊き加減で美味い。これに鰻の脂とタレが融合して、酒もすすみ、ご飯もすすむのだ。ちょっとしたタレパフォーマンスもあり、地焼き鰻の美味しさを伝えてくれる。
先代からのスタンスを変えない、二代目藤森夫婦がきりもりする池袋かぶとさん。店内の煙もさほど気にならず。静かな鰻愛のエンターテイメントを楽しませてくれる。鰻好きとしては行っておかなきゃなお店だ。
鰻師匠、お誘いいただきありがとうございます。そして、ご一緒してくださった素敵な皆様、ありがとうございます。
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「かぶと」
所在地:東京都豊島区池袋2-53-2 池袋ESビル 1F
営業時間:予約による2部制①15:00~②18:00~
定休日:日曜・祝日・木曜日
電話:03-3983-8608(電話での予約不可)
・お店のホームページ
https://omakase.in/r/xs398896
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13016660/
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