うなぎ屋さん探訪472~東京都豊島区「大塚 うなぎ宮川」

うなぎは大好物である。

先日SNSで大塚うなぎ宮川さんの投稿を見て、器を入れ替えるので不要な器をお分けしているということを知った。大塚宮川四代目店主八馬さんに詳細を聞いてみると、器を新しくするので古い器を処分するのだそうだ。

大塚うなぎ宮川

処分業者に渡してもお金のかかる時代。もし必要だという方がいらっしゃるのならお分けしようと企画したのだそうだ。古いものは昭和初期のものもあるのだそうだ、しかしお重などは欠けてしまったものもあるという。なんか面白そうなので行ってみることにする。

大塚うなぎ宮川

大塚駅南口を出て都電を超えて三業通りを入るとすぐ。三業とは「料理屋」「芸者置屋」「待合」が許可されたいわゆる花街のこと。ここで100年以上営業をしている。駅からは至近である。大塚うなぎ宮川さんは初訪問ではない。以前、うなぎ調理体験として参加させていただいたことがある。https://unatan.net/?p=3638その時以来の訪問となる。

大塚うなぎ宮川

店内は通常のテーブル席と暖簾で仕切られたテーブル席。2階には宴席にちょうど良い座敷個室がある。大きな窓があり店内も明るい。

大塚うなぎ宮川

大塚宮川さんに来たら、やはりこれをいただきたい。幻のブランドうなぎと言われる共水うなぎ。共水うなぎについてはこちらをご参考

大塚うなぎ宮川にごり酒

うな重は調理に時間がかかるものである。特に関東風の調理をするところは蒸しの行程に時間がかかる。なので待ち時間には一杯やって大人しく待つのが良いのである。うなぎ屋さんの酒は旨いのを取り揃えてある、生酉のどぶというにごり酒がある。これでちびちびやっていよう。

大塚うなぎ宮川 くりから

にごり酒をなめてると、くりから串が登場。地焼で焼かれたくりから串は脂のノリもよくダイレクトにうなぎの風味が楽しめる。

大塚うなぎ宮川 うまき

つづいてうまき。うなぎを出汁巻玉子で包んである。うなぎ屋さんでは定番うなぎ料理のひとつだ。ふわっと柔らかくやさしいお出汁感。癒される。

大塚うなぎ宮川 共水うなぎ白焼き

共水うなぎの白焼。上質上品な脂のノリがよい。本わさびをサメ皮卸しで卸し、ちょこと岩塩をつけていただくと鰻の香り旨味がいっぱいに広がる。共水うなぎならではのうなぎの風味を楽しめる。

大塚うなぎ宮川 共水うな重

共水うなぎのうな重、登場。見た目も美しいうな重。うなぎの風味とタレの香りが合わさりとても心地よい優しい気分になる。身はしっかり蒸されてフワッとトロトロの身だ。肝吸いも別料金で選択できるが個人的に肝吸いにこだわりはない。

大塚うなぎ宮川 共水うな重

共水うなぎの風味を壊さない、あっさりほのかな脇役的なタレ、ご飯の炊き加減もかためで好みだ。100年以上の老舗を引き継いだ四代目店主。都内の鰻屋さんの代替わりも進み若い店主が継承し始めている。現代はSNS時代、鰻屋さん同士が繋がり新しい取り組みも出てきている。

探訪日:2021.02.02

「大塚うなぎ宮川」
所在地:東京都豊島区南大塚1-53-5
定休日:日曜日、祝日

・お店のホームページ
https://www.otsuka-miyagawa.com/71863/

・食べログでのお店の詳細情報。

大塚 うなぎ宮川うなぎ / 大塚駅前駅大塚駅向原駅
昼総合点★★★★☆ 4.0

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