うなぎは大好物である。
新宿で早めに仕事が片付く、このところ、なんだか忙しい。うなぎも食べたい。
都庁の地下通路から大江戸線に乗り落合長崎駅で気まぐれ下車。地下鉄出口から屋外に出ると、雨。本降りだ、いやあ面倒くさい。冬の冷たい雨は、心身ともにダメージを受ける。
落合長崎駅から西武池袋線長崎駅方面へ10分弱歩く。ネットでチェックしてあるリストの中より、長崎商店街にある鰻家さんに16時ごろ到着。暖簾は出ていたが、休憩中だったようで恐縮。東京都豊島区「鰻家」さんを探訪する。
カウンター4席、小上がり2卓6席。小上がり6席におひとり様が贅沢に座る。入口左側には立て場があり、鰻屋の雰囲気を演出する。店内内装はきれいで、豪華な和風。久しぶりの鰻なので、ちょっと奮発し特2800をお願いする。うな重梅は1800円より特上は時価だそうだ。
休憩していた主人と若さんが黙々と仕事にかかる。15分ほど蒸しているだろうか、蒸し器の前では主人が微動だにせず。着物姿の女将さんは、よい雰囲気。やがて、主人が団扇を使って焼き始める。と同時に焼きの香りが店内に広がる、わくわくする瞬間だ。
タレの焼ける香りと、ご飯を盛る音が聞こえるころに漬物と吸い物が運ばれる。漬物は量が多めだ。
待つこと25分、うな重登場。重箱を開けると、綺麗な焼き目が目に入る、丁寧な焼き目だ。表面パリッと仕上げられた、やや厚めの身はトロッと柔らかだ。皮目の脂のノリも程よく、あっさり上品系。少々、山椒が欲しくなる。タレはほんのり甘めの控えめタイプ。
ご飯の炊き加減はやや硬め、ほどよくタレがしみ込んでいる。吸い物には肝はなし、柚子皮で香り付。
商店街のきれい上品な鰻屋さん。冬の冷たい雨の中、長崎書店街をぶらぶら西武池袋線長崎駅に向かう。駅までは徒歩で5分ほどだ。今年も残り少なくなってきた。もうひと頑張りしておくか。
探訪日:2011.12
「鰻家」
所在地:東京都豊島区南長崎5-18-17
営業時間:11:30~20:30
定休日:金曜日
電話:03-3953-0049
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132101/13012445/
コメント