うなぎは大好物である。
すっかりうなぎ串焼きが好きになった仕事関係の彼から連絡があった。今度、休みの日を合わせて朝から鰻の串焼きめぐりませんか?と。朝からという、鰻の串焼きでお茶は飲まないよと言うと、承知しているという。朝からね、自分も嫌いではない。いろいろお店をピックアップして、その日の行程を組みたててみる。何軒いけるかな、朝からと言えば赤羽スタートか。
当日、午前9時に赤羽駅集合ということになった。
赤羽駅東口から赤羽一番街へ。一番街を100メートルほど進んだところに、昭和25年創業の「鯉とうなぎのまるます家 総本店」さんがある。若いころには赤羽でよく飲むことがあった。当時は、なかなか近寄りがたい雰囲気をかもしだしていた。久しぶりの赤羽一番街、昔よりちょっと洗練されたのかもしれない。
まるます総本店の前に到着。あれ、看板あたらしく綺麗にしたのかねえ。昔ほどのディープ感は感じられないが、こちらは朝の9時から営業している(2014.03当時)。既に焼き場では蒲焼を焼いている。
店に入るとこの字型のカウンターが2セットとテーブル席2卓ほど、40席ほどあるだろうか。二階にはお座敷席もあるようだ。10名ほどの先客がいる。朝食営業ということだが、朝食を召し上がっているようには見えない。テーブルの上には生ビールのジョッキ、焼酎が並んでいる。スーツにネクタイ姿の男性がちらほらいるのもちょっと驚いた、会社はどうした?中年の女性の姿もある。なんども言うが朝の9時過ぎだ。
郷に入っては郷に従え、というからね。とりあえず、瓶ビールを二人でやる、サッポロのラガーだ。壁に手書きのメニューが貼ってある。黄色い紙に赤字は飲み物だ、白地に赤はおつまみ系のようだ。おつまみ系の種類は豊富、どれも酒に合いそうなものばかりだ。鯉のあらいや鯉のうま煮などもある。お酒類はおひとり様3本までの張り紙が面白い、まるます家のお約束のようだ。飲み過ぎは注意だ。
うなぎ系の串焼きは、肝焼き、カブト。肝焼は夕方からとのこと。カウンター越しにお客の注文を取るのは、元気良いお姉さん方だ。カブト焼を注文する、二本で300円。ホロホロと骨がくだける柔らかいカブト。タレはあっさり醤油系。
蒲焼は1300円、1500円、1800円とある。ちなみにうな重は、1500円、1700円、2000円となる。蒲焼1500円を注文。そして、一本シェアのつもりだった瓶ビールを追加注文。
蒲焼は皮やや厚め皮下の脂のノリよく、肉厚トロトロの蒲焼だ。タレはあっさり系だがうなぎのボリューム感とちょうど良い。
カブト焼をお代わり。二本で300円とはお安い。時間はまだ10時を過ぎたくらいだがお客さんが次々と入ってくる。店を出るころには半分程度の席が埋まり皆ジョッキ片手に一杯やっている。
ここは、夕方には満席になり、席待ちになる、けっこう朝からがおすすめかもしれない。
普段ありえない異空間を感じられて楽しい。たまには、いつもと違うことをやるのも
新鮮かもしれませんなあ。
お会計は二人で3200円を支払って次の店に行く。まるます総本店の裏手にあるほろほろ鶏と鰻の「川栄」さんは仕込中だ。11:30からの営業なのそうだ。電車に乗り次の地へ。
探訪日:2014.03
「鯉とうなぎのまるます家 総本店」
所在地:東京都北区赤羽1-17-7
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
電話:050-5890-2386
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13003778/
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