うなぎは大好物である。
長野方面からの出張の帰り、ちょうど昼時に松代あたりだ。SNSの投稿などで以前からチェックしていた「うなぎ処かゞ井」さんに行ってみることにする。
店前の駐車場に着くと開店前から車が駐車してあり中で人が待っている。開店時間になっても車の中の人は動く気配がない。お店まで行ってみようと行ってみると緑に囲まれた山の中のうなぎ屋さんだった。
女将さんが対応してくれた。基本的に予約のみなのだそうでメニューもうな丼一本でやっているとのこと。話をしている間も予約の電話が鳴る。行き当たりばったりの自分だがちょっと待ってくれれば食べさせてくれるとのこと、店舗横にある東屋で山の風に吹かれて待つ。庭も綺麗に手入れされている。
30分ほどまったころ、女将さんが呼び入れてくれた。座敷部屋に座卓と座布団が置かれていて田舎の親戚のお宅にお邪魔したような雰囲気だ。
メニューはうな丼だけとは言っていたが、他にもメニューはあるようで、その時に言えば対応してくれるようだ。忙しいお店なので予約時に伝えておくのが良いかもしれない。暇なので自分でお茶を入る。こういうのもいいものだ。
着席して待つこと15分、うな丼(上)登場。「うなぎ処かゞ井」さんのホームページを見るとこだわりどころが丁寧に書いてあるので是非見てほしい。一色産の鰻を強火の遠火で焼き上げるのだそうだ。こちらは地焼きではなく蒸している、ただ関東ほど蒸しすぎていない。
大きな肉厚の蒲焼だ。野趣あふれる系のビジュアルだが、皮をパリッと身の脂ノリよくトロトロ食感が楽しめる。タレは溜まり醤油が引き立てコクのあるタイプで、噛むとうなぎの脂が溢れて、鰻の脂とコレボして元気が出る系のうな丼に仕上がっている。皮とヒレのシャリシャリ感も心地よい。こういうタイプの蒲焼は丼でいただくのがよく合う。
帰り際にメニューにあったうなぎのおかしら煮について聞いてみると、冷凍で持ち帰りができるのだそうだ、これをお土産にする。11:30頃から続々とお客さんが来店してくるが、ゆったりとしたお客様が多いようだ。鰻屋を急かすのは野暮というものだ。
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「うなぎ処かゞ井」
所在地:長野県長野市松代町東条4262-1
営業時間:11:00~14:00、16:30~19:30
定休日:火曜日
電話:026-278-2066
・お店のホームページ
http://www16.plala.or.jp/kagai/
・食べログでのお店の詳細情報。
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