うなぎは大好物である。
秋葉原での仕事を済ませちょうど昼飯時だ。久しぶりに都内の鰻をいただいてみるか。
御徒町で下車して北東方面に歩く。上野周辺の路地裏を歩いていくと、葛飾北斎の漫画絵「鰻登り」的なイラストが目に入る。1970年創業の「鰻かねいち」さんを探訪する。
モダンな外観から、店内に入るとシックで昭和的な落ち着いた店内はとても綺麗に保たれている。テーブル5卓のシンプル店内だ。
うな丼、うな重(上・特上)とあるが、グレードで、うなぎの量が違うとのこと。肝吸いはプラス料金となる。うな重メニュー以外には、肝焼きと柳川があるくらいでメニューは絞り込まれている。
待つこと15分、上うな重登場。しっかりと1尾分の蒲焼が載ったうな重が3000円という、都内でこのお値段はかなり破格だ。本日の鰻は三河一色の新仔を使用しているとのこと。
活鰻はその時の良いものを仕入れるそうだ。三河や鹿児島産が多いとのこと。トロトロと柔らかい身、真夏なのになかなかの
脂のノリだ。瓶ビールに肝焼きで一杯やって、うな重で〆る。サッとやってサクッと引き上げる江戸の粋を感じる「鰻かねいち」さんだ。
タレはキリっとした醤油系辛め。味醂が出てきてコクを加える。ご飯にもたっぷりタレがかけられている。実は数年前に店主が他界し娘姉妹が店を引き継いでる。姉が調理し、妹がホールを仕切る。元気のよいチャキチャキ下町娘が切り盛りする粋なうなぎ屋さんだ。
そして自宅での酒のツマミにとお土産を購入していく。このかねいち土産が面白い。鰻ポップコーン。ポップコーンに鰻のタレと山椒風味をからめてある。店内の酒のツマミとしても提供されている。
うなぎレバーペースト。鰻のレバーを鰻のタレで煮込んでペースト状にしたもの。
なるほどレバーペーストだ。臭みは全くなく、鰻のタレ感が前面に出てくる。ワインのツマミにしても良いが、バケットなどのパンに付けても楽しめそうだ。
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「鰻かねいち」
所在地:東京都台東区東上野1-23-5
営業時間:11:00~14:00、17:00~20:00
定休日:日・祝日、第2土曜
電話:03-3831-7122
・お店のホームページ
https://kaneichi.square.site/
・食べログでのお店の詳細情報。
鰻 かねいち (うなぎ / 仲御徒町駅、新御徒町駅、御徒町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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