うなぎ屋さん探訪115~東京都墨田区「 割烹 藤吉 (とうきち)」

うなぎは大好物である。

とあるSNSのコミュニティから、うなぎを食べに行くお誘いを受けた。
「うなぎ7番勝負」という企画テーマのようだ。
うなぎが食べられるのなら、どんな用事よりも最重要案件となる。

今年2010年の夏の土用丑の日は7月26日、お店の予約にもご苦労されたようだ。
東京都墨田区「 割烹 藤吉 (とうきち)」さんを探訪する。
2020年の現在は「藤吉」東京都港区赤坂3-13-6 国際天野ビル3Fへ移転営業している。

現地集合は18:00。
連日の猛暑だが、運動不足解消のため
浅草あたりから隅田川沿いを歩いて向かおうかと思っていたが、納品のため秋葉原に立ち寄る。
秋葉原から総武線の高架下を歩いていくことにする。
浅草橋駅を通過、このあたりの総武線高架下は飲み屋が軒を連ねる。
衣料品なども安い、ハンカチ1枚10円!
しばらく歩くと隅田川だ、建設中の新東京タワースカイツリーが見える。
2010年時点ではまだ建設中のスカイツリーだ。

隅田川にぶちあたり、靖国通り両国橋に迂回して隅田川を渡る。
東京湾屋形船の船宿街だ、江戸の夏の雰囲気だ。佃煮も売っている。

両国を抜け清州通りを南下、都営地下鉄の森下駅。
「どぜう」の店を眺めながら新大橋通りを東へ向かう。
のんびり歩いているとちょうど待ち合わせにいい時間だ。
あと、信号3つ目が待ち合わせのお店のはず。

天然うなぎのノボリが見える。暑い汗だくだ。
店に入り、女将さんに案内される。
店内入口には立て場があり、大きな生簀には巨大なハモなどが入っている。

お座敷広間には座卓が5卓ほど。
他に個室座敷もある。この広間も襖で間仕切りできるようになている。
建物は古い建物だが綺麗にしている、懐かしい砂壁だ。

ビールを頼むと、お通しがある。
うなぎの骨せんべい、ダシ巻き卵、盛り付けが割烹感を感じる。

ほんのり苦味の効いた川エビの沖漬だそうだ。
これは、日本酒に合いそうだ。

別注文でうなぎ肝甘辛煮。
しっかり味が染みた肝。山椒の実がアクセントだ。

メニューを見ると天然の文字が並ぶ。
化学調味料を使わない天然素材にこだわるお店のようだ。
ふぐ、すっぽん料理、鱧などがあり。
天然うな重は3500円より。
あらかじめ地焼きうな重を予約していただいてあるのだという。
ここでは、蒸さないうなぎ地焼きのうなぎも食べられる。

お店側が頃合いを見計らってくれて、いいタイミングでうな重登場。
弾力のある皮、身は厚めで、地焼きならではのプリプリの身。
ジュワーっとしたジューシーな感じではないが、
凝縮されたうなぎのうまみとボリューム感がある。
タレは、醤油系だが辛過ぎず、やさしい主張。
ごはんも、ちょうど良い硬さ。

こちらのお店は醤油にもこだわっているようで、
お店の入口に醤油へのこだわりも掲示してあった。
埼玉県を代表する有機醤油、弓削田醤油を使用している。
弓削田醤油は過去に製造元を見学しに行ったことがある。

弓削田醤油ウェブサイト
http://yugeta.com/

こってりボリュームのプリプリ地焼きうなぎではないが、
うなぎ本来の味が分かる、ナチュラル系うな重だ。
お店もご夫婦お二人で切り盛りされているようで、
細やかな気配りはアットホームな下町割烹を感じる。
落ち着くお店で食べる天然素材をまったりゆっくり楽しめるお店だ。

今回は、とあるコミュニティーに参加させていただいて総勢7名でのうなぎ会食だった。
初対面の方も何名かいらっしゃって緊張しながらの食事だったが大勢で食べる食事は楽しい。
「うなぎ7番勝負」とのことで、次回も是非参加させていただきたいと思いながら、
帰路の途中新宿京王デパ地下を覗くとこれでもか、というくらいウナギが並んでいる。
すごいな、土用丑の日パワーは。

探訪日:2010.07

「 割烹 藤吉 (とうきち)」
所在地:東京都墨田区菊川2-10-2
定休日: 

・お店のホームページ
https://www.toukichi-taishou.com/

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002986/

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