うなぎ屋さん探訪266~埼玉県川越市「うなぎ川ばた」

うなぎは大好物である。

笠幡周辺で以前から気になっていたうなぎの看板。通りかかるたびに見るのだが、暖簾がかかっているところを見たことがない。今日、たままた通りかかると、暖簾が出ている。昼時だし入ってみることにする。

店の引き戸を開けて中にはいるが、誰もいないようだ。声をかけてみるが、応答がない。帰ろうとすると、他のお客さんが来店。「なんだいないのか、じゃお先に帰るよ」と。なんだか先に帰られてしまうと、もうちょっといなくちゃいけない気になる。一人店内に残される、店の外に出て周囲をみるが人がいる気配はない。今度こそ帰ろうとすると、店の前に店主登場。野菜の種をまいていたのだとか。

さて、店内は手作り感あふれるテーブルや内装、雑然としている。なんだかドキドキするなあ。ペットボトルのウーロン茶をもってくる店主。卓上のコンロのやかんに入れ温まったら飲んでくれとのこと。壁にはマラソン選手のポスターやサインがたくさん張ってある店主に聞くと昔から来ているお客さんのなのだそうだ。スッポンの骨なんかも飾ってある、不思議な空間だ。

メニューは、うな重上2200円と特上2700円のみ。他のメニューは見当たらない。どう違うのかときくと大きさが違うとのことだ。店主におすすめをきくと、お客さん次第だよとのこと。そりゃそうでしょうに。

これから裂くからと調理場に入る店主。そして生きたウナギを割きはじめた。しばらく待っていると、裂いたぞと言わんばかりに、うなぎの骨を見せに来た、店の裏に池があり畑があるのだそうだ。

そしてまたしばらくして、なにやら小鉢をもってきた。うなぎの煮凝りとのこと。そしてまた一皿運ばれてくる、鰻カブト焼、硬い骨感、地焼のカブトだ。くりから焼、プリッとした地焼。なまずの蒲焼き、ぶりぶりとした食感。これは初めて食べるなあ。なんだかすごい、店主のワンダーランドだ。なまずの蒲焼きを食べていると、お客さん2名ご来店。

待つこと30分、うな重登場。皮は厚め、皮めを焼いてないのか?それとも蒸が甘いのか?弾力がありすぎて、箸では切れない。ブヨブヨな皮だ。身はやや厚め、プリッとした感じでもなく
トロッとした感じでもなく、ブヨッと柔らかい身だ。タレは甘く濃いめ、やや甘すぎる感じがする。ご飯の量は多すぎる、たれもかけ過ぎ。
なんだか初体験なうな重でございます。肝吸いは、山椒の風味。

帰りの会計で10円おまけしてくれた。つけものを出し忘れたのだそうだ。川ばたワンダーランド。ゴルフ場が近くにあり、昔はゴルフ客で賑わったのだそうだ。この店広く隣の建屋では宴会もできる座敷があるのだそうだ。時代の流れはなんともどうにもなのだと感じた。いろいろな店があるものでございます。

探訪日:2014.04

「うなぎ川ばた」
所在地:埼玉県川越市笠幡4522-6
定休日:火曜日

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/saitama/A1103/A110303/11015119/

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