うなぎは大好物である。
どぜう飯田屋さんを後に、今度こそ帰るぞと歩き出す。ところが、つくばエキスプレス浅草駅のある交差点を渡ったところに「浅草うな鐵国際通り店」さんがあるではないか。ビルの一階にある店の外観はモダンな雰囲気。そうそう鰻串焼きで一杯やりたかったんだ、と思い出す。でもいい加減帰れよ自分。店の周りに貼ってあるメニューを見ていると、鰻串五種セット1650円を見つけてしまう。
浅草うな鐵さんは、本店は東武浅草駅前にあり、こちらの国際通り店の二店舗を展開する。店内はカウンター8席と2卓ほどと、二階席がある。創業は1980年(昭和55年)、ひつまぶしが売とのこと。タレ味の「浅草ひつまぶし」は関東風ひつまぶしながら蒸さずに焼くという。名物「塩ひつまぶし」は藻塩を使った塩だれでいただくのだそうだ。「浅草ひつまぶし」「塩ひつまぶし」ともに登録商標済みでブランド化している。うな鐵の屋号は多い、「池袋うな鐵」さんとの関係は流れはあるが経営的には別とのこと。
とりあえず、生ビールでちょっとさっぱりしたい。メニューは豊富。名物のひつまぶしから、うな丼、うな重。鰻の串焼き、野菜串、鶏串などがある。鰻串五種セット1650円をお願いする。焼には備長炭を使用しているとのこと。
カブトとレバー。ホロホロと柔らかいカブト、タレはコクのある甘辛濃いめ。レバーはホクッと柔らかい。
短尺、肝焼き。プリッとした食感の短尺、タレ焼。苦みのきいた肝焼き、タレとの相性もよい。
ヒレ巻。しっかりとタレが染み込んだニラ入り。
カウンター上の冷蔵ケースには、仕込み終わった串類が並ぶ。酔いがまわってきた、カメラのピンも合っていないだろう。なんでこんな飲んでるんだ?仕事は山積みだというのに。この忙しい時に会合で一杯やっておかしなテンションなのか?なんてことを考えていると、お客さんが入ってきた。L字型の角隣に座り、一杯やり始めた。このシチュエーションでつい話しかけてしまう。弁理士の先生で特許事務所をされている方だそうだ。久しぶりに来店したそうだ。
カウンター上にあった銀杏が気になり、銀杏とカブトをお願いした。お隣さんは日本酒を飲むというので、同じものをいただく。梵純米55福井の地酒だ。なかなかサッパリした辛口ながら旨味もあり。飲みやすいねえ。このあたりから、ろれつがまわっていなかった気がする。たぶんこれを二杯飲んでいるようだ。おつきいただいた弁理士先生に失礼はなかっただろうかと、お名刺までいただき、いまごろ気にしているところでございます。
お会計4480円を支払って店を出る。おいかわらず、寒い小雨も降っている。飲んでも家に帰るまでは記憶はしっかりしているほうなのだが、この日は、このあとどう帰ったかあまり覚えていない。酒に飲まれている。どうやら、帰宅途中にメールでカミさんと実弟に絡んでいたようだ。いかんなあ、この場を借りてお詫び。酒は飲んでも飲まれるなでございます。気をつけます。
探訪日:2014.03
「浅草うな鐵 国際通り店」
所在地:東京都台東区浅草1-43-7
営業時間:11:30~21:30
定休日:火曜日
電話:050-5590-7912
・お店のホームページ
http://www.hitsumabushi.com/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003651/
コメント