うなぎ屋さん探訪204~東京都墨田区両国「両國」

うなぎは大好物である。

両国駅を降る。
この街は江戸アピールが強い。
駅から歩いて2分ほど路地をちょっと入ったところに、
昭和レトロな看板と引き戸。
自動ドアは似合わない、創業1877年(明治10年)両國へ。
東京都墨田区両国「両國」さんを探訪する。

右にカウンター席10ほど、左には小上がり席2卓
二階には座敷席もあるようだ。
カンター内には店主と板さん、女将さんにカウンターの中央に案内される。
メニューはうな重中2500円、上2900円、特3500円
肝焼き、鳥つくね焼きなど焼き物もある。

板さんの仕事をみながら待つ。
講談丼会というものを主催しているようだ
講談後にうな丼を楽しむ、粋だねえ。

常連さんらしき高齢のお客さんが入ってきた、若い女性を連れている。
店主と東京のうまいもの談義。
日本酒に肝やきを、若い女性とお召し上がりだ。

常連老人の話を聞いているのはおもしろい。
ほほう、近所の会社の会長さんなんだ。
若い女性は税理士さんか、時期的にねえ。
しかしよく呑みよくしゃべるじいさんだ。
別に自分も仲間に入れてもらいたいわけではない、
ただ、若い女性と肝やきに日本酒で一杯やりたいだけだ。

待つこと20分、うな重登場
皮は薄目で柔らか、脂ののりも程良い。
身の厚さは普通、柔らかい。
やや浅めの蒸し入れなのか、若干プりっとした触感を残す。
程良いジューシー感。

タレはさっぱりした辛口、ごはんはややかため
タレとのバランスもよい。
肝吸いは別、今回は注文せず。

隣のじいさんと若い女性の会話がどうにも気になるがおもしろい。
高島屋の特別食堂の話とか、東京の空襲で焼け残ったところとか。
こんなじいさんになりたいものだ。

つり銭はピン札、たまたまなのか毎日準備するのかは分からないが
気持ちのよいものだ。

昭和な居酒屋、カウンターで日本酒が似合う、うなぎ屋さんでございます

探訪日:2013.03

「両國」
所在地:東京都墨田区両国4-32-3
定休日:月曜日

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13002978/

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