うなぎは大好物だ。
この夏は、鰻をよく食した。
たぶん、これからも食す。
好きだから・・・・。
好きだからってこんなカロリーの高いもの食べて!
コレステロールも高いんじゃないの!
メタボのくせに!
という声が聞こえてくる。


銀座うなぎひょうたんや一丁目店さんのうな重
健康が気にならないわけではない、むしろちょっと考えたいところだ。
ちょっと調べてみた。
●鰻の栄養価(100gあたり)
・エネルギー(約293 kcal)→高エネルギー食。スタミナ源として優秀。
・たんぱく質(約23.0 g)→筋肉・皮膚・臓器の構成要素。吸収率が高い。
・脂質(約21.0 g)→DHA・EPAを多く含む良質な脂質。血流改善に効果。
・炭水化物(約0.1 g)→ほとんど含まれない。糖質制限にも適する。
・ビタミンA(レチノール活性当量) 約1500~2200 μg→魚類トップクラス。視力維持、皮膚・粘膜の健康、免疫力強化。
・ビタミンB1(チアミン) 約0.75 mg→糖質代謝を助け、疲労回復効果。
・ビタミンB2(リボフラビン) 約0.74 mg→皮膚・粘膜の再生、脂質代謝の促進。
・ビタミンB12 約1.5 μg→貧血予防、神経系の健康維持。
・ビタミンD 約18 μg→骨や歯の健康を支えるカルシウム吸収促進。
・ビタミンE(トコフェロール)→約4.9 mg 抗酸化作用、血行促進、美肌効果。
・カルシウム(約130 mg)→骨・歯を強化。骨粗しょう症予防に効果。
・鉄(約1.6 mg)→赤血球をつくり、貧血防止。
・亜鉛(約1.4 mg)→味覚維持・免疫機能・男性機能のサポート。
・リン(約230 mg)→骨や歯の形成、エネルギー代謝に関与。
・ナトリウム(約100 mg)→適量で体液バランスを維持。
・カリウム(約240 mg)→余分な塩分を排出し、血圧を正常に保つ。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)(約1,200 mg)→脳機能向上、記憶力・集中力維持。
・EPA(エイコサペンタエン酸)(約750 mg)→血液をサラサラにし、動脈硬化を予防。
・オレイン酸(約8,000 mg)→LDLコレステロールを下げる働き。
鰻には身体に大切な栄養素が大変豊富に含まれている事でも有名なのだそうだ。
ただ、ご覧のとおりビタミンCだけは含まれていないので、鰻をいただいたら合わせてレモンなどビタミンCを補いうとよりよさそうだ。鰻屋さんによっては柑橘系のフルーツなどを食後に出してくれるお店もあります。

鰻の栄養価についてはちょっと理解しました。
うな重のカロリーってどのくらいなのでしょうか?
鰻単体ですと鰻は、脂質が多く高カロリーのため、1人前(150~200g)で約450〜600kcalになります。
ではご飯やタレを含んだ「うな重」のカロリーはどうなのでしょうか?
・うなぎ(蒲焼)約150g(1尾)約420〜450 kcal→養殖鰻の脂の量によって変動。天然物はやや低め。
・ごはん(白米)約200g約330 kcal→ごはんの量が多い店ではさらに増える。
・タレ(みりん・砂糖・醤油)約30g 約60 kcal→甘辛いタレは意外と高カロリー。
・山椒・漬物など 少量約10 kcal→ほぼ無視できる程度。
合計:約820 kcal(標準的な一人前)
厳密にいえば、養殖の餌によってもカロリーが変化するでしょうし、中部地方などのかなり甘いタレだとさらにカロリーは上がるものと考えます。ご飯分のカロリーも見逃せません、ご飯大盛にすれば当然その分カロリーも上がります。
その他一般的な丼物のカロリーを比較で置いておきます。
・カツどん1020kcal
・天どん880kcal
・牛丼720kcal
・親子丼690kcal
・鉄火丼 620kcal
脂こってりの鰻が好きなんだけどコレステロールはどうなの?
うなぎに含まれている脂質はDHAやEPAは不飽和脂肪酸で、血行をよくする働きがあるため、悪玉コレステロールを抑えたり、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立つのだそうです。そして良質のコラーゲンが豊富なので、女性のお肌の美容にも良いかもしれません。
参考:[食と健康]All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/321997/
なるほど、毎日食べるものではないようだ。(あたりまえだが)運動しながらほどほどに食べれば動脈硬化抑制にもなり、体に重大な悪影響ということでもなさそうです。自分の身体とともに上手に付き合っていきましょう。楽しい鰻ライフを!


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