うなぎは大好物である。
伊勢市での用事を済ませ、もう一つやらねばならばことがある、というかむしろこちらの方がメインの用事だったかもしれない。鰻友さんから是非行ってみてと言われていた、「うなぎ横輪おりおり」さんに行く。
伊勢市から山中に入っていく、静かな集落にある小さなうなぎ屋さんだ。伊勢市駅から車で30分ほどだ。9:00の受付に間に合うようにと早めにホテルを出たが8:00前に到着。店横に10台ほど車が駐車できる。受付は9:00それまで車内で大人しく過ごす。
9:00頃になると店主ご夫婦が到着し受付開始となる。メニューはうな重とうな丼とシンプル、これに肝焼きや名古屋コーチンの卵黄をトッピングするシステムだ。大きな鰻を使用するという数量限定のうな重おりおりにする。受付で支払いとともに食事をする時間(10:30)の枠の予約が完了。おしぼりと呼び出しブザーを渡される。この時は金土日月曜の昼のみ営業で貴重な営業時間だ。2024年からは土、日、月が定休日となるようだ。
受付をする頃には駐車場も8割がた埋まり、ちょっとした行列ができている、金曜日の平日のことだ。待ち時間があるので周辺を散歩してみる。郷の恵風輪という道の駅的なのがあり、ちょっとした農産物などを販売している。横輪イモが名物らしい。鰻屋さんの駐車場が満車の時はこちらの駐車場も利用できるようだ。くれぐれも路上駐車はしないでとのことだ。
10:30頃、呼び出しのブザーが鳴った、いよいよだ。店に近づくと奥さんが鰻を割き、旦那さんがゴーグルを装着して鰻を焼いている。受付の建屋の横の飲食スペースに案内される。外観は小屋なのだが中は奇麗な木製の店内だ。
小屋の中に入ると、指定された番号の席に座る。
お茶はセルフ。なんだか静かで落ち着く空間だ。
店内には「横輪おりおり」という店名の由来が書いてあるファイルなどがある。この土地横輪町でしか咲かない「横輪桜」があるが、その他にも一年を通して四季折々の素晴らしい山郷の風景がある。そんな四季の移り変わりを楽しみながら鰻を食べていただきたいということから「横輪おりおり」を屋号にしたと説明されている。
店内に通されてから10分、うな重おりおりが登場。鰻が大きすぎて重の蓋が閉まっていないという見事なビジュアル。鰻は浜松産か三河産を使用しているのだそうだ。
大きな鰻だから皮もやや厚めだが、パリッと仕上げてある。この皮の感じ好きだ。焼きは強め自分的にも好みの焼き加減。身の表面はカリっと仕上げ、身の中は鰻の自体の脂と融合してトロトロジュワな食感。ビジュアル的にもワイルド系だ。ワイルド系というと愛知県瀬戸市の田代さんや、名古屋市のイチビキさんなどを想像するが、またそれとも違って、ワイルドさの中にも優しさ丁寧さを感じる蒲焼だ。店主ご夫婦の人柄が蒲焼にも表れているようだ。
タレは甘めだが、濃すぎない。ボリューム感のある鰻とのバランスも良い。ご飯の炊き加減も固めで好み。吸い物の出汁も丁寧な味わい。割きたて・串うちたて・炭火の焼きたてを楽しめる、山の中の小さな鰻屋さんでございます。また行きたくなる鰻屋さんだ。
完全予約制になるような話も出ていますので、おりおりさんのSNS等で営業日の確認をお勧めします。
【うなぎ愛好会ブログ】
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「うなぎ横輪おりおり」
所在地:三重県伊勢市横輪町753
営業時間:9:00~(受付開始)10:30~(なくなり次第営業終了)
定休日:土曜日、日曜日、月曜日
電話:090-1784-7535
・お店のホームページ
https://www.instagram.com/yokowa_oriori/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/mie/A2403/A240301/24018974/
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