うなぎは大好物である。
霞ヶ浦の南側に位置する潮来市に来ている。いわゆる水郷地帯と呼ばれる地域だ。1774年(安永3年)創業の老舗鰻屋さん「清水屋」さんを探訪する。利根川で採れる天然鰻を備長炭で焼き上げるのがウリなのだそうだ。
国道50号線と利根川が交わる付近にお店はある。広い敷地で店舗前には十分な広さの駐車スペースがある。創業当時は旅館も営んでいたが、1974年(昭和49年)に現在の地に移転。
入り口を入ると、ホテルのロビーを思わせる空間が広がる。広々ゆったりとした雰囲気だ。
入り口横のテーブル席に案内される。テーブル席のほかに宴会場としての個室座敷などもある。とても静かで落ち着ける店内だ。
炎や煙が出にくく、火持ちが良いのが特徴という宮崎県の日向備長炭を使用している。
霞ヶ浦、利根川の自然の恵みが楽しめるメニューだ。霞ヶ浦産の白魚や鯉料理もある。天然は採れる時期が決まっている、鰻に関しては春以降で真冬には無い。うな重はグレードで鰻の太さ重量が違うとのこと。うな重松を注文した。
注文して暫くして一品料理を持ってきてくれる。うな重の出来上がりまで30~40分かかるので待ち時間に一品サービスをしているのだそうだ。鯉の唐揚げ、これは珍しい。揚げたてでサクサクの食感で身は柔らかく甘みがある。生姜醤油の下味がついているのでそのままいただける。
老舗に関するちょっとした読み物もテーブルに置かれていて待ち時間も退屈せずに過ごせる。お茶のポットも卓上にあり気楽に過ごせる。
待つこと30分、うな重松が登場。愛知県産という鰻は肉厚の身でトロトロととろける食感だ。とろけ具合も溶けていくような感じだ。
身はしっかり蒸し、皮はしっかり焼き。身の表面より皮側の焼きが強め。これに醤油引き立つタレがバランスよく合う。鰻も大きく、肝吸いの肝も大きくプリプリの食感だ。炭火で焼かれていて身の中までアツアツの蒲焼を楽しめる。
冬のうなぎは脂のノリが良い。身のトロトロと脂のトロトロと合わさりボリューム感あり。このトロトロはクセになりそうだ。ご飯の炊き加減もかためで好み。お重とともにタレ瓶も持ってきてくれるので追いタレも自由だ。添えられた水菓子で後味スッキリだ。天然の鰻については、女将さんか全力で骨抜きをしているという。
8代目の店主は引退されて、ご結婚をされてアメリカに渡った娘さんが245年もの歴史があるお店を絶えさせてはいけないと、超老舗を引き継ぐことを決断。現在は9代目として超老舗を引き継いでいる。少しお話を伺ったが丁寧な説明とキュートで可愛らしい感じの女将さんであった。霞ヶ浦の天然うなぎ、白魚、わかさぎは時期によって入荷があれば提供できるとのこと。接客もとても丁寧で大切にしたい老舗店だ、応援しています。
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「清水屋」
所在地:茨城県潮来市永山2651
営業時間:11:00~16:00(土・日・祝日11:00~16:00)
定休日:月曜日
電話:050-5597-6327
・お店のホームページ
https://www.kappo-shimizuya.com/info.html
・食べログでのお店の詳細情報。
>>いつもご覧いただき、感謝申し上げます。
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