うなぎは大好物である。
ご無沙汰してしまった千葉県にある祖父の墓参りに行くことにする。とはいっても、奥さんとお子様たちが墓まりだけ行っても、あまり楽しめないでしょうと思い、ちょっと足を延ばして、成田まで行くことにする。息子には航空科学博物館、娘には美味しいパン、奥さんには成田山の参道散歩、そして自分にはうなぎ。こんな計画をたてて出発。
墓参りを終え、成田山参道へ到着したのは午前10:00。朝食抜きでここまで来たので、早めの昼食にしたいところだが、うなぎ屋さん、まだやっていないよなあ。成田山の駐車場に車を停め、参道を歩く。祝日だけあって人手が多く、すでに店も営業している。
店前で、職人さんが鰻を派手に捌くのを見ながら息子がうなぎ食べるのか?と聞く。そうだそれを待っていたのだぞ。鰻でも食べるかと・・・自分。
さらに参道を進み、川豊本店の前。ここでも店先で職人さんが鰻を捌いている。こんなに早い時間から開店しているんですな。店内もまだお客様はちらほらいるだけ、4名様ご来店。
「川豊」さんは、1910年(明治43年)主に鰻や鯉などの漁をして卸を始めたのをきっかけに1925年(大正14年)現在の本店の場所からは外れるが、丸豊川魚店を構えたとのこと。このころ鰻料理が成田に広まり名物となったのだそうだ。1967年(昭和42年)丸豊川魚店から川豊さんとして現在の本店の場所となる。
店手前にテーブル席5卓ほど、奥の座敷には70席ほどあるだろうか。二階席もあるようだ。趣のある建物と店内、魚拓などが飾られている。職人さん3人が鰻を裂いているそばに着席する。
入口で食券を購入するシステムだ。メニューはうな重2300円から。上2900円、特上3900円とシンプルなお品書きだ。グレードで鰻の大きさと量が違う、メニューに写真があり分かりやすい。肝吸いは別料金。他には白焼き、蒲焼、鯉のあらい、鯉こく、骨せんべいなどがある。骨せんべいと、うな重、うな重上、そして肝吸いを注文する。
待つこと20分、うな重登場。皮はやや厚め、皮目の焼はやや弱め。脂がのり、トロッとした食感。身はやや厚め、柔らかくほっくりトロッとした身だ。タレはほんのり甘みのある、ひかえめなタレだ。脂はのっているが全体的にひかえめあっさりなうな重だ。ご飯の量がやや多めだが、タレがよく染みて美味しくいただける。
うな重並は若干、上より小ぶりな感じがするが、この値段なら納得満足だ。肝吸いの肝はプリッとした食感。10時半には1階席がすべて埋まるくらいの人気店だ。店を出るころには2階席に客を通していた。若いアルバイトさん達も大忙しだ。参道老舗のあっさりほっこりのうな重でございます。
ここ成田周辺にはうなぎ屋が多い、うなぎのぼりの街成田というキャッチコピーだ。鰻料理をメニューにした料理店などが60軒もあるという。成田のうなぎについては別の機会にブログ記事にしたい。
探訪日:2014.06
「川豊本店」
所在地:千葉県成田市仲町386
営業時間:10:00~17:00
定休日:なし
電話:0476-22-2711
・お店のホームページ
http://www.unagi-kawatoyo.com/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/chiba/A1204/A120401/12000709/
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