うなぎ屋さん探訪176~埼玉県所沢市「うなぎ屋酒坊・画荘 越後屋」

うなぎは大好物である。

年末でございます。
今年の鰻納めでございます。

2012年の鰻納めは
小手指にある「うなぎ屋酒坊・画荘 越後屋」に。
18:00過ぎに予約をいれて
外出仕事帰りに寄る予定にする。

ちょっと仕事が長引き
小手指駅に着いたのは18:30頃
今年2月に一度訪問しているので街並みの雰囲気で歩き出す。
たしかこの辺だったが・・・
なんだかグルグル周辺を歩いた
あれ、こんなT字路はなかったなあ
そう、小手指駅の反対側の出口を出てしまっていた。
街並みが似ているとはいえ、思い込みは怖い。

駅の反対側に移動し、無事に到着。
見つかった時の店の明かりがうれしい。

すでにカウンターに席が準備されていた。
この寒い中、歩きまわって汗ばんでいる
生ビールをいただく。
お通しは姫サザエに鰻の骨せんべい。
「ようこそ」と温かく迎えていただき
名前まで覚えていただいて光栄だ。

生ビールでクールダウン。
鰻の骨でちびちびとやる。
店内カウンターで飲む雰囲気が好きだなあ。

生ビールで汗も引いて落ち着いたところで
次は何にしようか・・・・。
メニューの”外伝”のところ
ワインなんて書いてある
鰻にワイン、なんだか洒落てるやね。

店主にワインをお願いする。
出てきたのは白ワイン。
自分的にはあのボリューミィな鰻には
赤ワインだろうと勝手に想像していた。
ドメーヌ・ド・グールガゾー2010年シャルドネ
ワインのことは詳しくはない。
埼玉所沢のワインショップ北田屋より
鰻に合うワインとしておすすめとのこと。
なるほど、辛目でさっぱりした感じのワイン。

ワインといただくのは
尾びれ焼き、肝焼き、貴重なレバー串。
レバーは、レモンをサラッとかけていただく。
肝焼き、尾びれ焼きはタレ焼き。
お好みはこんな感じではないですか?と
焼き加減強めで焼いてくれた。
自分の好みまで覚えてくれるとは、恐るべし店主。
タレと脂が強めの焼きで香ばしくなった感じが好きなのだ。

この尾びれ焼き好きだなあ。
ついつい貴重なものだとわかっていても
追加でお願いしてします。
尾びれのシャリシャリ感とジュワーッと広がる
濃厚なボリューム感がくせになる。
薫り高い山椒を一振りして、変化を楽しむ。

カウンターには常連さんも加わり
楽しい時間が流れていく。
そう、カブト焼きもいただいたので
蒸しを入れた鰻のカブトを串焼きにする。
骨っぽさはあるのだが、蒸されてしっかり焼かれた
骨は柔らかく、頭の肉は脂がノリボリューム感がある。

カウンターでの楽しい時間を過ごしている。
ワインも半分は空いてしまった・・・。
鰻納めだからね。
蒲焼をお願いする。

ここでもお好みを聞いてくれるのだ。
養殖の鰻ながら大振りの鰻を目の前で裂きながら聞いてくれる。
蒸さないほうがお好みでしたよね。
カブトつけましょうか?
頭の部分は強火で焼きますけど骨っぽいですよ。
頭つけといてくださいっ。
身は分けますか?
いや、切らないで焼いちゃってくださいっ。
みたいなやり取りで、こんな鰻が出来上がる。
焼き上がりが楽しみだ。

大きな角皿に鰻様が登場。
身も厚め、頭付の鰻は迫力あるなあ。
さて、どう食べようかと思うところだが
贅沢に頭からかぶりつく。
たしかに、先ほどの蒸しを入れたカブトよりも
骨っぽさはあるが、気を付けながら食べると
噛めば噛むほど味わい深い。

お好みで焼きは強め
タレの香ばしさと地焼きの鰻の脂と
ボリューム満点だ。
ブリブリの身を噛みしめると
身に詰まった脂だ染み出てくる。
これをサラッとした白ワインでいただく。
時にはワサビをつけてみたり
山椒を一振りしてみたり
いろいろ楽しめるのだ。

一本鰻にかぶりつく幸せ。

カウンターでは夜の鰻屋でオヤジが集う。
一人のカウンター客が、最近安らげるとこがないんだよ・・・
なんてことを言っている。
世のオヤジさんたちは少々お疲れ気味だからねえ
こういうお店でオヤジの食のワガママを聞いてもらって
店主グチ言って旨い酒と旨い酒の肴で、リフレッシュ。

年に一度いや、半年、月に一度は
リフレッシュしに行きたいお店なのでございます。

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので
終電の時間も怪しくなってくる。
常連客に見送られながら帰宅する。
自分にご褒美な年末の夜だ。

探訪日:2012.12

「うなぎ屋酒坊・画荘 越後屋」
所在地:埼玉県所沢市小手指町4-21-22
定休日:月曜日

・お店のホームページ
https://www.echigoya-jp.com/

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/saitama/A1106/A110601/11002889/

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