うなぎは大好物である。
今回、永田町に「北白川」さんが2024年4月15日に開店するという事で開店レセプションにお招きいただいた。東京地焼きの新店「北白川」さんを探訪してまいります。
永田町「北白川」さん
場所は、もともと伊豆栄さんが営業してていた場所、東京メトロ永田町駅3番出口から至近、大きな鰻の暖簾が目印だ。「北白川」さんのコンセプトは、日本人にとってのうなぎを伝えたい。オーナーが九州の方で、東京でも蒸さない地焼きの鰻と、セイロ蒸を広めたいといいこと。なかなか東京でセイロ蒸と出会うことは無い。
永田町「北白川」さん
着物姿のスタッフさんに案内されて、開店レセプションの受付を済ませ、説明の列に加わる。メディア関係の方々が呼ばれているようだ。いくつか個室が完備されている。
永田町「北白川」さん
この部屋はお忍び部屋なのだそうだ。場所柄、先生方が密談を行う部屋なのだろう。オーナーがビートルズ好きでイギリスのアンティーク家具でそろえているとのことだ。
永田町「北白川」さん
調理場を見学させていただいた。料理長さんは埼玉県蓮田の魚庄さんから俺の鰻、しまむらで料理長を務めてきた方だ。ガス焼なのだが横配列のガス焼台で焼きムラが無いように工夫されている。3pサイズという大きな鰻を使用して、腹開き、有頭の身に鉄串を刺して焼き上げていく。
永田町「北白川」さん
メニューの展示を見せていただく。肉厚のサクサク感が伝わるような白焼き。
永田町「北白川」さん
うまき
永田町「北白川」さん
獺祭と直取引をしているため、にごりスパークリングなども日本酒のラインナップに入っている。
永田町「北白川」さん
一般のテーブル席もアンティーク家具にこだわっている。いよいよ試食となる。試食はうな重地焼き(松)。何度も鉄串の鰻の身を折り曲げるしごくという焼きの技術で焼き上げられている。自分の身の脂で自らを焼くともいわれている。
永田町「北白川」さん
皮はパリっと、身はトロトロに仕上げられている。あちこち写真を撮りに行っていたので、お重のなかでちょっと蒸されている、やはり鰻は早く食べなくちゃだめだ。
永田町「北白川」さん
個人的にも蒸さない地焼きの鰻は好き。しかし、関東のしっかりと蒸したトロトロに仕上げた蒲焼も好き。職人さんが焼き上げる鰻は旨いのだ。参加者さん達も鰻が登場するとおしゃべりもせずに真剣に食べている。
永田町「北白川」さん
タレは九州寄りの甘めだが関東風にアレンジされている。これがボリューム感のある地焼き鰻に合う。タレは甘め寄りだが濃すぎず、鰻の風味を壊さない。
永田町「北白川」さん
せいろ蒸し。関東の人にいは馴染みのないせいろ蒸し、ここ東京でも本場のせいろ蒸が楽しめるのは嬉しい。ご飯にタレがまぶしてあり、うなぎのオコワ風で味はやや濃いめ。鰻は程よく蒸されて柔らかな食感だ。鰻と玉子との相性も抜群だ。
いま、東京では地焼きの鰻店の開店ラッシュだ。関東風の蒸た蒲焼に親しんでいる東京人に、関西風の蒸さない地焼き蒲焼は受け入れられるのか？鰻好きならどちらも好きなはず、是非一度試していただきたい。
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「北白川」
所在地：東京都千代田区永田町１丁目１１?２８ 合人社東京永田町ビル 1F
営業時間：11:30～21:00
定休日：年末年始
電話：03-6206-7476
・お店のホームページ
https://unakita.jp/
・食べログでのお店の詳細情報。
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