うなぎ屋さん探訪621～プリプリの身を楽しむ地焼きうなぎ専門店「鰻八」さん

うなぎは大好物である。

某アーチストのライブに行くという人の送迎で、東武宇都宮駅近くに行くことになった。ライブの終了までどこかで時間をつぶさなくてはいけない。

東武宇都宮「鰻八」さん

ネットなどで調べていると、蒸さない地焼きの鰻を食べさせてくれるという鰻屋さんを見つけた、東武宇都宮駅近くの「鰻八」さんを探訪する。

東武宇都宮「鰻八」さん

店内は店主とコミュケーションが採りやすいカウンター席。同じく宇都宮の寿司屋さんの系列店として開店している。店主さんは和食店で修業している。和食の職人さんからの鰻へのアプローチも楽しみだ。

東武宇都宮「鰻八」さん

メニューはうな重、うな丼とあり、グレードで鰻の量が違うとのこと。場所柄、飲み客を相手にすることから、酒のツマミメニューも豊富で、天ぷらメニューもあるので、鰻が苦手な方が一緒でも、大丈夫そうだ。

東武宇都宮「鰻八」さん

一尾の鰻がのるといううな重を注文した。待つこと15分、うな重が登場。地焼きの鰻は蒸の工程が無いので出来上がりも早い。店主に言えば関東風の蒸た蒲焼もできるのだそうだ。静岡県産の4pサイズの鰻を炭火で焼き上げている。

東武宇都宮「鰻八」さん

地焼きならではの、プリプリとした食感の身に、噛むと鰻の脂がジュワっとあふれ出す。皮側の焼きがやや強めだが、中部地方の皮パリというほどではない。

東武宇都宮「鰻八」さん

この重厚感のある鰻に、ほろ甘さとコクのある重めのタレが絡む。うなぎ自体がパワフルなため重めのタレもうなぎ自体の旨さをうまく引き出すようにバランスが良い。盛り付けの時に、ご飯の量も聞いてくれる。お酒を飲むお客さんが多いので、〆のうな重のご飯は少な目を好まれるようだ。ご飯は栃木県の地元のコシヒカリを使用していて、硬めの炊き加減で好みだ。

東武宇都宮「鰻八」さん

いろいろ細かい要望にも応えてくれるのに、これをワンオペでこなしている。和食の職人さんだけあって、吸い物の出汁はカツオと昆布で贅沢に使用していて美味い。実は残念ながら2024年の1/8に閉店してしまうようだ。コロナの影響もあってか、夜客は減少しているのも一因のようだ。美味しい鰻屋さんが減ってしまうのは本当に残念だ。またどこかで復活してくることを願っております。

【うなぎ愛好会ブログ】
https://unatan.net/

※どうかチャンネル登録をお願いいたします。