うなぎは大好物である。
丁度お昼時のタイミングが合いそうなので、2024年5月オープンした「三番」さんを探訪します。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
新規オープンではなく、じつは元々1985年(昭和60年)から和食料理店として営業していたお店でしたが、先代が定年だからと厨房を離れたため、一時閉店。20年間店を閉めていたのですが、和食料理で修業した息子さんがが再開したということです。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
和風な雰囲気で広々と落ち着く店内。場所的には最寄り駅は東武スカイツリーラインのせんげん台駅となり1500メートルほどです。この地域は「上間久里のうなぎ」としても有名なところで、日光街道越ヶ谷宿と粕壁宿の中間に位置したところで、旅人や馬子(まご)たちの休息する立場(たてば)になっていたそうです。ここはもと元荒川が大袋地区大道あたりから曲流し上間久里を流れていたので、当所は古くから川魚の産地でもあったのだそうです。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
座敷テーブル席あり大人数での会食向けの部屋もあります。梁なども表現されていて、レトロ感の演出が面白いお部屋です。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
メニューはシンプルで並、上、特上とグレードで鰻の量が違います。和食料理で修業していて要予約ですがフグ料理もウリなのだそうです。4Pサイズの鰻を使用しているという、うな重(上)を注文しました。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
1985年(昭和60年)の開店時に堀った井戸水は、再開時に調整して水質検査して再稼働した井戸水を使った立て場。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
立て場で鰻の鮮度を保ちながら活かしておきます。奇麗な色をしています。三河一色産の鰻なのだそうです。問屋さんはいろいろな地域の問屋さんを利用しているとのことです。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
蒸しあがった三河一色産の鰻。和食料理で修業しましたが、鰻は先代に教わったのだそうです。ガス焼ですが鉄串を使って焼き上げていきます。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
待つこと25分、うな重(上)が登場です。三河一色産の脂ノリを活かしたボリューム感のある鰻を出したいのだそうです。蒸のある関東風ですが脂を落とし切らない、先代の技術を継承しているのだそうです。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
肉厚の大きな鰻は、柔らかくトロトロとトロける食感です。味醂寄りの甘めタレがボリューム感のある鰻とよく合います。蒸しすぎない焼きすぎない、見た目も美しい蒲焼です。

埼玉県越谷市うなぎ「三番」さん
うな重と一緒に肝吸い、漬物、トロロがつきます。トロロと蒲焼ってすごく相性が良いんです。トロロは季節によって別の素材に代わるとのことでその時の良い素材があれば、フグや松茸なども肝吸いではなく素材の吸い物として、臨機応変にその時の旬のもの美味しいものをお出ししたいとのことです。
いろいろお話をお伺いしましたが、誠実さが滲み出る店主さんです。夜は予約のみですが、その時の旬の素材を揃えてメニューを構成して提供するとのこと。ご夫婦2人で切り盛りする、旬を大事にする鰻屋さんです。
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探訪日:2025.10
「三番」
所在地:埼玉県越谷市船渡172-3
営業時間:11:00~14:30(金・土・日は要予約で夜の部あり17:00~20:30)
定休日:木曜日
電話:048-974-1178
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11063624/
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