うなぎ屋さん探訪281~東京都新宿区「かぐら坂志満金」

うなぎは大好物である。

飯田橋駅西口を降り神楽坂通りを1分ほど歩いた左側に神楽坂志満金がある。このあたりは夏目漱石や北原白秋など文豪のゆかりの地が多いようだ。お店のウェブサイトには創業140年とあるから1870年(明治3年)代ごろの創業なのだろう。

夕方訪問、店の前には打ち水がしてあり、ほうずきが飾ってある。7月末に神楽坂まつりがあり毘沙門天善國寺の境内ほうずき市をやるようだ。

高級感漂う入り口、店内に入ると着物を着た仲居さんが席に案内してくれる。

一階テーブル席20席ほど、二階以上は個室座敷などがある純和の風落ちついた内装の老舗割烹料亭だ。お客様の年齢層は高めのようだ仲居さんは着物、給仕さんは制服姿。接待などで使われるお店なのだろう。

メニューは、鰻の会席料理のコースが中心だ。うな重は月2310円より雪2835円、寿3360円、雅3885円、鳳(筏造り)4725円雪から1尾の蒲焼となり、グレードでうなぎの大きさが違うとのこと。肝吸いは別料金。筏、間むしなど気になるメニューもある。うなぎ茶漬けもあり老舗割烹料亭などで見かける贅沢なうなぎ料理だ、いつかは一杯飲んだシメに鰻茶漬けといきたいところだ。雪2835円をお願いする。

待つこと15分、うな重登場
皮は薄く柔らかい。身の表面をややサクッと仕上げてある。身はやや薄めだが、ふっくらトロッとしている。表面の艶よし、香りよし。タレはほんのりコクのあるあっさり系。お重のご飯のつめすぎ感があるかなあ。身は薄めなのだが、ほどよいボリューム感。鰻蒲焼とタレ、ご飯のバランスもよい。

食事が終わる頃には、抹茶とお茶受けが出てくる
これはさっぱりするおもてなしだ。お会計の時、曙橋の「しまきん支店」について仲居さんに聞いてみた。昔、のれん分けをしたことがあると聞いたことがあります、とのこと。神楽坂志満金の支店ではないとのことだ。歴史の古い店ではいろいろあるのだろう。おつりはピン札、料亭のおつりはピンとしている。

曙橋の「しまきん支店」にも行ってみたいところだ。

探訪日:2014.07

「かぐら坂志満金」
所在地:東京都新宿区神楽坂2-1
定休日:

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13006458/

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