うなぎ屋さん探訪225~長野県松本市「うなぎのまつ嘉」

うなぎは大好物である。

年に一度の恒例の旅で松本を訪れた。
街中の市営駐車場に車を置き、国宝松本城を散策。
昭和時代に解体復元された天守閣のあるお城として一見の価値がある。
お城を見た後は城下町を散策、中央町方面に歩いてゆく。
調べておいた本日の昼食場所、うなぎのまつかへ。
わりと細めの路地に重厚感のある立派な建物が現れる。
暖簾が出ているが「まつか」とは書かれていない
思わず通り過ぎてしまいそうになる。
おそらく漢字で「満津嘉」なのだと思う。

時間はちょうど開店時間直後だ、入れるといいな。
実は以前にも店の前まで来ている、その時も昼時12時代だったと思うが
既に本日は終了しましたの札が出ていた。
暖簾をくぐり、入り口前まで進むと40分から1時間の待ち時間との札が出ている
終了ではないようだ、嬉しい。
開店直後にすでに一時間待ちとはかなりの人気店のようだ。

引き戸を開けて店内に入り
左手の江戸箪笥のような下駄箱に履物を入れる。
すぐに席につけるようだ。
表に出ていた1時間待ちとは座れるまでの
時間ではなく料理が出されるまでの待ち時間なのかもしれない。
一階は5卓ほど畳敷きに低めの間仕切りで仕切られている。
やや急な木製の階段を上がると二階にも客室があるようだ。

メニューはうな丼(2切)2850円より、うなぎの量でグレードが変わるようだ。
うなぎ弁当(3切)3900円、うな重(4切)4800円、うなぎ定食(5切)5900円とある。
他には茸おろし、おしんこ、きも焼とシンプルだ。
うなぎ2切よりお持ち帰りも受けてくれる。
うな丼とうな重をお願いして、おとなしく待つ。

待つこと25分、肝吸いとおしんこが登場。
まもなく、うな丼とうな重も登場。
うな丼の蓋を開けると、大ぶりな蒲焼が2切
2切とは1尾分だ。

うな重は二段式、上段に蒲焼、下段にご飯。
上段の蒲焼は4切で2尾分だ、豪快である。
皮は薄めでトロッと柔らかい。
身は厚めフワッとトロッして、表面はサクッと仕上げてある。
フワトロの身は柔らかすぎず、ややプリッとした食感もあり。
脂のノリもよくボリューム感あり。
タレはコクがあり甘め濃いめ、こってり濃厚なうな重だ。
うな重は2尾分ということもあり、お値段とともにボリュームがある。
うな丼については昨今のうなぎ高騰の割には
お値段以上のボリューム感がある。満足である。

肝吸いは炙った肝が入っており、独特の風味は和らいでいる。
これもお好みなのだろう。
しっかりと出汁がでている上品な吸い物だ。
こってり濃厚ボリューム好きにはたまらないうな重だ。

探訪日:2013.09

「うなぎのまつ嘉」
所在地:長野県松本市中央3-2-29
定休日:月曜、木曜

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20000103/

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