うなぎ屋さん探訪378~東京都中野区「川二郎」

うなぎは大好物である。

「美味しんぼ80巻」でも取り上げられた、うな串の人気店「川二郎」へ。席は空いているだろうか。ずっと気になっていたお店だが、なぜか行ったことが無かった。行こう行こうと思っているうちに「川二郎」閉店という情報が。

「川二郎」は1968年(昭和43年)に創業。2008年に現「くりから」(中井)の店主が三代目として受け継ぎ、川二郎二代目店主は現「味治」(中野)を姉妹店として開店。2013年11月に川二郎三代目店主が急きょ独立し中井に「くりから」を開店した。そのため、川二郎の焼手が不在になってしまい「川二郎」休業を余儀なくされる。2014年には二代目店主の娘さんが焼手を担い営業を再開した。歴史のあるお店ほどいろいろなストーリーがあるものだ。

店の外観は昭和レトロな居酒屋風。木製の看板、ビール籠が傘たてといった風情あるスタイル、好きだなあ、こういうの。これを古い汚いというか、粋だねと思うかは個人の好みだろう。

すでに周囲は暗く、ガラス戸から明るい店内がよく見える。ちょうどカウンター席が空いている。

からからと引き戸を開けると川二郎四代目の女性店主がお迎えしてくれる。カウンターの上には仕込まれたうな串。うなぎ串焼きは一本250円から350円、ぎんなん、ねぎなどは100円から200円

まずは、串焼き5串のオーダーからスタート。ばら焼、ひれ焼、えり焼、串巻、八幡巻の5串だ。お通しには、川二郎といえばキャベツ。一軒目からのキンミヤを続行。

ひれ焼、ばら焼。ハスをうなぎの貴重なヒレで巻いてある。

えり焼はさっぱりと塩焼きでいただく。

旨味の凝縮された串巻。

太目のゴボウに身を巻きつけた八幡巻。

この基本の5串の後はお好みで注文する。そしてキンミヤをお代わりする。短冊は一人前2本で、にんにく醤油、すだち醤油、わさび醤油から選ぶ。

尾ひれ焼。尻尾に旨味が凝縮されると言われている。その尻尾部分だけを串にしている。

カウンターのお客さん同士の会話に、時折店主も話に加わり盛り上がる。常連のお客さんが気さくに話しかけてくれ一見客でもお一人様でも楽しめる。これが酒場文化なんだよなあ。

女性のお一人様がフラッと立ち寄れるところなんかは、女性店主が作り出すアットホームな雰囲気があるからだろう。隣の人の肩が触れ合うような決して広くはない店内だが酒場好きとしても応援したいお店だ。

探訪日:2015.11

「川二郎」
所在地:東京都中野区中野5-55-10
定休日:日曜日

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13020026/

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