うなぎは大好物である。
大阪を散策中、阿倍野から新世界、黒門市場を抜けて道頓堀の戎橋へ。ちょっと歩きすぎたか、疲れた。
観光客で賑わう戎橋から道頓堀を眺めると「うなぎ」の文字が確かめずにはいられない。立派な近代ビルの江戸焼うなぎ「菱富」さんだ。
創業は明治中期。そんな古くから蒸した江戸風というか関東風の店があったのか、さすが食道楽の街、よいと思ったものは取り入れるのだろう。大阪で江戸焼の老舗とはどんなものか気になる。
1階はテーブル席、こちらに通されると思ったら2階のテーブル個室に案内される。ちょっと休憩のつもりがゴージャスな気分になる。同階には座敷個室もある。
メニューは、うな重並(半串)1620円より。上(一串)2700円、特上(一串半)3996円。グレードでうなぎの量が違うようだ。他には、鰻の天ぷら、鰻を湯引きした「おとし」というメニューがある。うざく、うまき、肝焼き、八幡巻。うなぎの会席コース。
上(一串)2700円をお願いする。肝吸いは別。肝吸いと肝赤(赤だし)が選べるが今回は注文せず。自分的にはあまり肝吸いは必要としない。
個室席でのんびりできる。待つこと10分、うな重登場。なるほど、背開きの関東風だ。皮は薄く柔らかい。身はやや厚めでホクッと柔らかい食感。ややパサついている部分もあるが全体的には脂ののりも程よくホクッとトロける身だ。ヒレをひいていないのかな?関西焼の場合はヒレを引かないとされているが。タレは、醤油の風味にみりんのきいた、コクありやや甘め。
江戸焼という粋なキャッチフレーズ。大阪で関東風の蒸した蒲焼、頑張ってほしいところだ。場所がら海外からの観光客も多いようだ。
探訪日:2015.06
「菱富本店」
所在地:大阪府大阪市中央区宗右衛門町7-6
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
定休日:木曜日
電話:06-6211-1159
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27001447/
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