うなぎ屋さん探訪359~葛飾区亀有「うなぎ川亀」

うなぎは大好物である。

常磐線亀有駅で下車。南口にある金の両さんを拝んで商店街へ。

商店街に入って50メートルほど入った右手に「川亀」さんがある。亀有というと下町感が残るアットホームタウンな雰囲気。駅前にはイトーヨーカ堂もあるが商店街の惣菜屋などは人で賑わっている。

店舗前面には大型のショーケース。下段にはこんぶ、あさり雑魚などの佃煮。上段には鰻の蒲焼。あれ、ヒレ巻がある、これは珍しい。

ショーケースを眺めていると、店主が笑顔で声をかけてくれる。1945年(昭和20年)の創業とのこと。現在の店主で4代目なのだそうだ。笑顔が素敵な店主だ。店名の由来は亀有で川魚だから「川亀」なのだそうだ。

前は、毎週鰻を買ってくれてた人もたくさんいたんですけど今は高くなっちゃってねえ、なかなかねえという。下町の商店街と言う場所柄、高額な商品は見向きもされなくなってしまう。
地域密着の川魚店として日々考えているようだ。

そこで、少しでも買いやすいお値段で提供したいという思いから鰻の串焼きを売るようになったのだそうだ。短冊、肝焼き、ヒレ焼、カブトと様々な部位を串焼きがある。実際、串焼きを作るのは大変な手間なんですが貴重な鰻ですから、捨てることの内容に大事に食べていただきたいという。出来ることはやろうと思ってますという謙虚な若い店主だ。

残念ながらヒレ焼以外は売切れ。一本150円。
ヒレ焼と1500円の蒲焼をお持ち帰り購入。

うちは、持ち帰り専門なので家で温め直すことを想定して、蒸の時間や焼を調整しているという。

途中から大女将さんも話に加わる。大女将さんはずっと亀有なのだそうで子供のころから「川亀」を知っていてまさか、ここに嫁に来るとは思わなかったわ。なんていう面白い話も聞かせてくれる。

こういう、何気ない話をしながら買い物が出来るところが商店街のいいところだろう。

帰宅後、いつものレンジのトースター機能で焼くというかサラッと温め直し。「川亀の蒲焼・串焼の温め方」が同封されている。サランラップをかけて電子レンジで温める方法とアルミホイルに包んで保温ジャーで温める方法と二種類の説明書きがある。

ヒレ巻を持ち帰りで食べるのは初めてだ。そうそう、このジューシー感。

蒲焼も持ち帰りを想定しているとのことで温め直しても柔らかくふんわりしている。最近、鰻のお供には、ビタミンCたっぷりの生レモンサワーにしている。何度も書いているのだが鰻にはビタミン類が豊富だが、唯一ビタミンCだけ含まれていない。ビタミンCを補うことで、鰻に豊富に含まれるコラーゲンの吸収を促進するのだそうだ。鰻は美容に良いのだ。

頑張ってほしいお店だ。

探訪日:2015.09

「うなぎ川亀」
所在地:東京都葛飾区亀有3-21-7
定休日:水曜不定休

・お店のホームページ
http://www.youroad.com/kawakame/

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13112136/

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