うなぎは大好物である。
名古屋へ出張。ここに来たら食べたい地焼のうな丼。名古屋駅から地下鉄桜通線に乗り丸の内で鶴舞線に乗り換え鶴舞駅から歩いて13分ほどの「うな富士」さんへ。実は知人からおススメされたのが「うな富士」さん。
ビルの一階、店内はテーブル席40席ほどか。開店時間は11時、今は11時10分だが、すでにお客さんが入っている。ブラウンと白の和風モダンの落ち着いた店内だ。
メニューは、うなぎ丼3400円より、上うなぎ丼4320円。ひつまぶし4320円、上ひつまぶし5960円。丸特うなぎ膳は限定で6890円。丸特とは文字通り厳選した特別な鰻なのだそうだ。グレードで鰻の量が違う、切り身の数が違う。他には一品料理として、白焼、長焼、うざく、うまき、肝焼きなどがある。面白いメニューでは、うなぎの蒲鉾でうなぎの枕や、うな粕がある。持ち帰り用の丼ものメニューも豊富だ。
おとなしく待つ、お隣は長焼き膳か?ずいぶんと豪華そうだ。11時半前だというのに、お客さんが次々入ってくる。
待つこと15分、うな丼登場。地焼きは関東の蒸し焼きに比べると出来あがりが速い。丼の蓋を開けると鰻が4切れのっている。山盛りのどんぶりにテンションがあがる。皮はパリパリっと身の表面はサクッサクッと身はやや厚め、かむとジュワっとトロっとする。皮下の脂ののりも程よくコッテリという感じではない。
タレは濃厚甘めだがほんのりきかせていて、濃すぎずくどすぎず。サクッとジュワッするものの程良いボリューム感、わりとあっさり系のバランスのよい、うな丼だ。ご飯は堅めの炊き加減で好み、タレの染み込み加減もちょうど良い。食べ進めていくと、中からもう一切れのうなぎ、これは嬉しい。ご飯の中で程良く蒸され柔らかな食感。丼の上の鰻とはまた違った食感を楽しめる。
小鉢に、うな粕がつく、はじめて食べるがこれは珍味。酒が欲しくなる。吸い物よいお出汁。見た目元気系ボリューム感のある鰻だが、バランスよくくどすぎない、わりとあっさり上品系の地焼きうな丼だ。女将さんの笑顔の接客が素敵だった。レジ横に、二軒ほど他の鰻屋さんの名刺があった。女将さんに聞くと、ここで修行した子たちが店を出しているので、ここに名刺を置いているのだそうだ。親心なのだ。ちなみに、名古屋市東区の「清月」、三重県四日市の「喜多川」機会があれば行ってみたいものだ。
探訪日:2015.03
「うな富士」
所在地:愛知県名古屋市昭和区白金1-1-4 プレザアント白金
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00
定休日:不定休
電話:052-881-0067
・お店のホームページ
https://unagi-unafuji.com/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23000105/
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