うなぎ屋さん探訪169~埼玉県さいたま市「きわい家」

うなぎは大好物である。

両親の病院通いに付き合う。
自宅近くの病院なので、自動車を出して送ることにする。
めったにやらない、珍しいことだ。
実家に送る途中、食事でもご馳走することにする。
なんでもよいということだったが、鰻が食べたい。
このところ、忙しかったりで久しぶりの鰻だ。
やはり鰻は時間のある時にのんびりいただきたい。

先日喜寿を迎えたような老夫婦である。
適当な店はないものか・・・・。
岩槻区の元荒川沿い武蔵第六天神近くの川魚料理屋を思い出す。
この界隈には老舗の川魚料理屋が3軒ある。
そのうちの一軒に電話するがつながらず。
とりあえず、現地に行ってみると、
電話をした一軒は臨時休業の看板。
お隣のきわい家さんには営業中の看板が出ている。
3名入れるかと聞くと、どうぞとのこと。
もの静かそうな女将さんが対応してくれる。
埼玉県さいたま市「きわい家」さんを探訪する。

天神前にも車2台ほど駐車できる。
県道側が表玄関、そちら側のほうが、駐車台数は多い。

長い通路を女将さんに座敷のある建物案内される。
古そうな重厚な建物だ。
襖で仕切られた、座敷個室でいただくことになる。
この襖を開けば、大広間にもなるようだ。
一昔前は結婚式や宴会などで賑わったと想像する。

女将さんがお茶を入れてくれる。
瓶ビールと、ノンアルコールのビールをお願いする。
いまどきは、ノンアルコールビールを置く店も増えた。
ちょっと雰囲気が味わえればいいのだ、酔っぱらう必要はないのかもしれない。

メニューはうな重はグレードなく、特上2800円のみ。
ナマズの天ぷら、鯉のあらい、鯉こくなど川魚料理屋らしいメニュー。
ほかにも予約専用のメニューなどもあり。

待つこと、30分。うな重登場。
この待ち時間も、和室個室ならではの静かさ。
皮はパリッと仕上げてあり
身はやや厚めで、トロッとしながらも脂のジューシー感あり。
なかなか脂ののっている鰻だ。
タレは甘辛系、やや甘目だがくどすぎず。
鰻のボリューム感を楽しめる。

肝吸いつき。
ぷりぷりとした肝、お味も上品。
食後には柑橘系もあり。

建物は古いながら趣もあり、こぎれいにしている。
和室個室でしっぽりといただく、ボリュームのあるうな重。
美味しくいただいた老夫婦も元気が出たようで、なにより。

探訪日:2012.08

「きわい家」
所在地:埼玉県さいたま市岩槻区大戸1723
定休日:月曜日

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11014126/

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