うなぎは大好物である。
11月に入ってから、暇がない時間がない。10月までは余裕もあったのだが。予定が集中するときは、いろいろなことが重なる。歩道のない道を歩いていて、前から自転車、後ろから自動車、ついでに左路地から歩行者という状況では、だいたい決まって同時にすれ違う。人って無意識のうちにくっつき合うのか?そんな状況なのだろうか??
そんな集中も、今日の仕事でひと段落。なんだか鰻、食べたい。昨日の夜、たまたま弟からメールがあったので、鰻を奢ってやるとメールしたのだが、フラれた。滅多にすることじゃないのに残念だ。
夕方に仕事がひと段落し、地下鉄で東銀座へ。地焼きのうなぎが食べたい。まだ、行ったことのない、ひょうたんや6丁目店さんへ。地下鉄の東銀座駅で降り、三原橋のA1出口から地上にでる。地下鉄から地上に出たとき、どうにも方向感覚がおかしくなる。一区画迷ったが、開店前の17:20頃到着。店の前にはすでに3人ほど、開店を待っている。東京都中央区銀座「ひょうたん屋 6丁目店」さんを探訪する。
17:30開店。お一人様はカウンターに案内される。店内はカウンター10席、二人がけのテーブル席8卓。こぢんまりとした店内だ。ひょうたんや1丁目店よりやや広さに余裕がある。
半丼1050円から。うな重の最高グレードで松2520円だ、銀座で鰻なのだがリーズナブルだ。他には焼鳥など定番居酒屋メニューが10品ほどと、本日のお勧めが10品ほど。ちょっとした解放感からか、店の雰囲気からか、珍しくビール小を注文する。それと、うな重は松をお願いする。
カウンターの目の前で、つけ焼き格闘する大将を前にプレミアムの小瓶を手酌する。仕事している人を前に申し訳ない気もするが、なんとも贅沢な気分になる。お通しには茄子の素揚げ。カウンターの隅では常連さんだろうか、女性が焼酎をマイボトルで一人飲み、粋だなあ。
待つこと15分。プレミアムの小瓶がなくなる頃に、うな重登場。やや厚めの身は、地焼きならではのプリッとした身。鰻的なコクを感じられる身だ。タレはやや甘目の控えめタイプ。ご飯は少なめで、加減も丁度よい。ごはんは釜で炊いているようで一部おこげが入っていた。このおこげ飯と鰻とタレが美味い。吸い物はつくが肝はなし。
地焼き好きだなあ。このカウンターの雰囲気と、地焼きうなぎで調子にのって、日本酒八海山を頼んでしまう。ご飯も少なめなので、これまた飲むには丁度よいのだ。重箱の中で一切れを日本酒用に分けておく。尻尾の部分を日本酒用にする。ほんとは、白焼きと日本酒で頂きたいところだが。
プレミアム小瓶と日本酒1合で気分は上々だ。こんな店が近くにあったら、間違いなく通ってしまいそうだ。従業員さんたちも若い人が多い。カウンターはちょっとしたバーな雰囲気。鰻バー、そんな夜の銀座の鰻屋さん。
ほろ酔いで店を出てもう一軒行きたい気分になるが、迷子になりそうなのでやめておく。
夜の銀座ははじまったばかりだ。
探訪日:2011.11
「ひょうたん屋 6丁目店」
所在地:東京都中央区銀座6-12-15
営業時間:11:30~13:40、17:30~20:00
定休日:日・祝日
電話:03-3572-2511
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13007799/