つい先日、水槽鰻の近況を報告したばかりだ。
今朝、子供たちが慌てて走ってきた。大変だというので居間に行くと、天然鰻2号が水槽から出て、居間の真ん中にいるではないか。
濾過機の水の出る穴に頭を突っ込んで、水の流れを止めた奴だ。急いで水槽に入れるちょっとだけ口が動いている。お、助かったか??
その1時間後、水槽の中で息絶えてしまった。どうやら濾過機のポンプの隙間から上蓋を押しのけて水槽から出たようだ。こんなところから出られるのか。
夜には皆で食べて思い出の会にする。ちいさな奴なので蒲焼にしても縮こまってしまって皆ではいただけない。バター焼きにしてみることにする。
裂いて身を細かくする。
フライパンでバターとともに熱を通す。なるべく弱火でじっくりと、身はみるみる縮んでいく。藻塩と黒コショウで軽く味付け。
身の中には脂がのっている。バターでさらに濃厚なコクと旨み。なんとも贅沢な鰻調理だ。合唱して、皆でいただく。
記事日:2011.11