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うなぎ屋さん探訪016~【浦和うなぎ探訪】老舗「山崎屋」で味わう江戸前うな重と伝統の味

うなぎは大好物である。

久しぶりに家族で浦和へ買い物に出かけました。浦和駅西口を出ると、街のシンボル「うなこちゃん」がお出迎え。さすがは鰻の街・浦和、駅前からしっかりとアピールしています。実際、浦和には歴史ある老舗の鰻屋が数多く点在しています。

埼玉県さいたま市浦和区うなぎ「蒲焼山崎屋」さん

当初は中山道沿いの名店「満寿家」へ行く予定でしたが、お盆休みで残念ながらお休み。そこで、同じく中山道沿いにある超老舗「山崎屋」へ向かいました。浦和の鰻文化は、宿場町として栄えた江戸時代に広まりました。周辺には川や沼地が多く、うなぎの生息に適した環境が整っていたため、参勤交代で訪れる人々に提供されたことから「浦和の鰻はうまい」と評判が広がったといわれています。

埼玉県さいたま市浦和区うなぎ「蒲焼山崎屋」さん

店内はすべて座敷で、掘りごたつ席も用意されています。子どもたちには「鶏そぼろ重」を、大人は「うな重(並)」と「うな重(特上)」を注文。もちろん、私は欲張って「特上」を選びました。

埼玉県さいたま市浦和区うなぎ「蒲焼山崎屋」さん

まず運ばれてきたのは鶏そぼろ重。大きな玉子焼きがのった美しい見た目で、子どもたちも大喜び。

埼玉県さいたま市浦和区うなぎ「蒲焼山崎屋」さん

続いて待つこと15分ほどで、うな重が到着しました。並は1尾分、特上は1.5尾分の鰻が使われています。

埼玉県さいたま市浦和区うなぎ「蒲焼山崎屋」さん

特上のうな重は、皮が薄く脂ものっていて柔らか。身は厚みがあり、ふっくらとろける食感です。タレはやや控えめで上品ですが、少し独特な風味があり、山椒を合わせるとより楽しめる味わいでした。まさに伝統的な江戸前鰻の上品な一品といえるでしょう。

埼玉県さいたま市浦和区うなぎ「蒲焼山崎屋」さん

鰻の蒲焼は人によって好みが分かれる料理ですが、それこそが鰻屋めぐりの楽しさ。お店ごとに技法や味の方向性が異なり、自分に合った一軒を探す旅そのものが魅力なのだと感じます。

探訪日:2008.08

蒲焼「山崎屋」
所在地:埼玉県さいたま市浦和区仲町1-10-8
営業時間:11:30~14:00、17:00~20:00
定休日:月・火曜日
電話:048-822-7116

・お店のホームページ
http://yamazakiya.net/

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/saitama/A1101/A110102/11000021/

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