うなぎは大好物である。
鰻様が祀られているという下野市の星宮神社を参拝した後、鰻で一杯やりたいねということになり、鰻屋さんが多い足利に向かう。
鳥常本店さんに次ぐ足利市の老舗、創業1911年(明治44年)で現在四代目という「魚政」さんを探訪する。JR足利駅からは徒歩15分ほど。
店内はテーブル席と小上がり席、仕切り個室などがあり、古き良き鰻屋さんの姿だ。静かでのんびりとした雰囲気が好きだ。
注文も急かされないので、ゆっくりと吟味できる。今時、うな重が2000円台でいただける。一杯やりながらのんびりしよう。
冬の冷えた瓶ビールはなぜか旨く感じる。というか美味いのど越しがキマる。
肝焼き1人前2本。ニガ玉込みの肝焼き。このほろ苦いやつがタレと絡み合って酒のアテには最高になる。
白焼き、蒸されているが、皮はパリッと身の表面もサクッとした食感に仕上げられている。台湾産のジャポニカ鰻を使用しているとのこと、炭火で丁寧に焼き上げられ上品な白焼きに仕上がっている。
地酒の冷酒をいただく。足利と言えばこれ、近藤酒造の男の酒「赤城山」。
足利市内の鰻屋さんの屋号には「鳥」がつくこと屋号が多い。「魚政」の四代目店主さんいに何故足利に鰻屋さんが多いのかお伺いすると、「糸へん」で栄たんで。という。店主の言う「糸へん」とは繊維業のことだ。蚕からの上質な絹糸を求めて東京から金持ちが仕入れに来る。裕福な業者さんたちが、ご当地料理として鶏料理と鰻を楽しんだのだそうだ。当時は渡良瀬川でも鰻が採れたのだそうだ。
こいう話は、群馬県藤岡市「柏屋四郎右衛門」14代目館主さんにも聞いたことがある。ご興味があればこちらもご参考ください。
鰻屋さんで一杯やるときは獣系は食さないのだが、足利名物焼き鳥を注文する。プリっと柔らかな食感と臭みの無い肉質、これに甘めよりのタレが合う。なかなかこういう美味しい焼き鳥には出会えない。
そして、鯉のあらい。こちらも脂のノリも良く、ボリューム感のある鯉のあらいだ。
この鯉のアライと甘め寄りの酢味噌で冷酒がすすんでしまう。
冬の昼酒は美味い。そろそろうな重で〆ることにする。うな重のグレードで鰻の大きさが違うとのこと。うな重上を注文する。
肉の厚みのインパクトには欠けるが、普通のうな重サイズ5Pほどの大きさの一尾がのる。良く蒸されて柔らかくトロっとした食感に仕上げられている。
甘め寄りのタレと炭火の香りと脂のノリも良くボリューム感もあるうな重だ。これでうな重が2000円代なのだからリーズナブルに老舗のうな重を楽しめる。
【うなぎ愛好会ブログ】
https://unatan.net/
※どうかチャンネル登録をお願いいたします。
「魚政」
所在地:栃木県足利市通3-2770
営業時間:11:30~19:30
定休日:水曜日
電話:0284-21-2388
・お店のホームページ
http://uomasa212388.web.fc2.com/index.html
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tochigi/A0902/A090202/9006209/
>>いつもご覧いただき、感謝申し上げます。
ブログランキングに参加致しました!
ポチッとしていただけますと嬉しく思います。
他のうなぎ系のブログもご覧になれます。