うなぎは大好物である。
フェイスブックの「うなぎ愛好会グループ」で投稿のあった鰻屋さんで、”まむし”があるというので気になっていたお店、日暮里谷中の「千根や」さんを探訪します。
西日暮里駅を降り、御殿坂を谷中銀座方面に向かって歩く、こんな下町の雰囲気は大好きだ。七面坂の直前を左折し路地に入る。路地を100メートル進んだ左手にお店がある。谷中の街散歩も面白い、途中の佃煮屋さんで、うなぎの大和煮を売っていたが、今日は売り切れとのことで残念。
2016年9月にオープンしたという新しめのお店だ。和風モダンな店内は12席という小さなお店だ。正午前だがすでに席の8割は埋まっている。
メニューは蒸した関東風の蒲焼から、大阪まむし、名古屋ひつまぶしとある。店主はきっと鰻好きに違ない。ご夫婦で営業されているがお二人とも谷中っ子なのだそうで、実家は谷中で川魚店を営業されているのだそうだ。昔から日暮里、北千住界隈は川魚店が多い。東京でまむしが食べられるとは、ということで、まむし重(関西風)を注文する。
待つこと15分、まむし重が登場。蓋を開けると海苔の香りが周囲に広がる。蒲焼がないじゃないかと思う人もいることだろう。大阪では「うなぎ」を「まむし」という。まむしの語源は諸説あるが、大阪では蒸さない地焼きの技術で蒲焼を調理する、提供するときにご飯の中に蒲焼を入れて提供することでご飯で程よく蒸されたことが語源で、まんま(ご飯)で蒸されて「まむし」という説もある。→関東風と関西風についての記事
大阪まむしの老舗は「本家柴藤」さんがある。→「本家柴藤」さんの記事
しばらく海苔と蒲焼の風味を楽しもう。そして、ご飯を少しめくると、蒲焼きと対面する。皮はパリと身はサクッと炭火で焼き上げてある。脂のノリもよく、身の中はトロトロに仕上げられている。
ご飯の炊き加減も硬すぎない、粘りけのある質の良い米を使用している。これに、尖らない甘め寄りのタレとよく合う。海苔の風味と、蒲焼のサクサク感の相性が良い。このご時世に、お値段控えめなのもありがたい。
食べすすめていくと、初めはパリッとサクッとした食感の蒲焼が、ご飯で蒸されてパリっとした皮がトロっとした食感の皮に変わり、まろやかな蒲焼きとなる。
【うなぎ愛好会ブログ】
https://unatan.net/
※どうかチャンネル登録をお願いいたします。
「千根や」
所在地:東京都台東区谷中5-9-25
営業時間:11:30~15:00
定休日:月曜日
電話:03-6319-8457
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13201089/
>>いつもご覧いただき、感謝申し上げます。
ブログランキングに参加致しました!
ポチッとしていただけますと嬉しく思います。
他のうなぎ系のブログもご覧になれます。