うなぎ屋さん探訪589～また行きたくなる鰻屋さん。栃木県栃木市うなぎ「うなぎ料理専門店せしも」さん

うなぎは大好物である。

また行きたくなる鰻屋さんが栃木県栃木市にある。新年会ということにして今年の鰻はじめはこちらの「うなぎ料理専門店せしも」さんにする。

瀬下さんの以前訪問時のの記事はこちら。

周囲は一面田んぼに囲まれた環境。渡良瀬遊水地の東側に位置する。アクセスは宇都宮線野木駅からタクシー利用で2千円ほど。

最近のお店の敷地内にあった大きな生簀をつぶして駐車場が広くなった。外観の雰囲気も良い。

店内はモダンなカフェ風。奥には座敷席もある。お一人様は厨房前のカウンター席がお勧めだ。

瓶ビールをいただく。今年も良い年になりますように。

そして今日はかなりボリュームがあるという鰻三昧の松コースをいただく。はじめはニシンの煮つけ。ニシンという魚じたいが口にすることがあまりないので食感的にも新鮮だった。やさしい味付けだ。

骨せんべい。焦げ目が全くないのに、カリッとサクッと揚がっている。素材の味がダイレクトにつたわる。

鰻の茶碗蒸し。茶碗蒸しの中に鰻の切り身がいくつか入っている。鰻のタレもからんだ濃厚な出汁の茶碗蒸しだ。

ここに来たらこの日本酒をいただきたい。ご当地の地酒「新波」スッキリ飲みやすいのでついつい飲みすぎてしまうやつだ。

先付け。左から稚鮎、ツブ貝、カキ濃すぎない優しい味付けで、ちょっとだけがいい感じだ。日本酒のアテになる。

はまぐり。出汁感もスゴイが、身の濃厚さと食感がなかなか出会わない感じだ。

鰻の天ぷらあんかけ。鰻の天ぷらは表面がサクッとして中はふんわり柔らかな独特な食感。そこにほんのりやさしいあんかけがかかる。

くりから焼き。ちなみにせしもさんでは、幻の鰻と言われている焼津のブランド鰻「共水うなぎ」を使用している。

大ぶりの肝焼きをいただいてからの、秋ナスの煮びたし。せしもさんの味付けはとてもやさしい。味が薄いということではなくて素材の味を最大限に引き出している。

白焼き。地焼きの感触でプリッとした食感を楽しめる。ワサビや柚子胡椒、藻塩、醤油、鰻のタレなどをつけていただく。個人的には柚子胡椒でいただくのが好きだ。

箸休めにトマト。

〆のうな重。ご飯は少なめにしてもらった。見た目からして美しい蒲焼だ。汁ものはシジミ汁が付くのだがシジミからの出汁といろいろアレンジされた出汁が複雑に口の中に広がる。漬物の盛り付けも実に美しくナチュラルな漬物となっている。

個人的に共水うなぎが好きだ。それをキチンと素材を生かして蒲焼にしあげてある。共水うなぎのスペックを存分に楽しめる蒲焼だ。

この時点で腹がいっぱいなのだが。きれいなデザートでコースは終了となる。グレープフルーツやパイナップルのシャーベットとベリー系の華やかなデザートだ。私が好きな、また行きたい鰻屋さんの一つでございます。

【うなぎ愛好会ブログ】
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「うなぎ料理専門店せしも」

所在地：栃木県栃木市藤岡町石川315-2
営業時間：12:00～14:00、17:00～20:00
定休日：日曜夜･月曜･火曜【完全予約制】
電話：0282-67-2551

・お店のホームページ
http://www.unagi-seshimo.jp/

・食べログでのお店の詳細情報。

うなぎ料理専門店 せしも (藤岡/うなぎ)

★★★☆☆3.13 ■予算(昼):￥15,000～￥19,999

tabelog.com

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