うなぎは大好物である。
今年も残すところあと数日となってまいりました。毎日寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
昨年同様一年のうなぎ納めはこちら「入谷鬼子母神門前のだや」さんでということで、鰻友さんとともに「師走おまかせコース」をいただいてきた。
季節ごとに変わるのだやさんの暖簾、これも風情がある。すでに入り口横の調理場からは白入れのいい香りがしている。暖簾をくぐると店員さんの丁寧な案内で席に着く。
のだやさんでは今年母屋のリニューアルと奥の離れのリニューアルを実施している、特に奥の離れに関しては江部当主のお客様にもっと匠の技を楽しんでいただきたいという想いからライブキッチンを実現した。
エビスの生ビールをいただき鰻友さんと今年に乾杯。冬って乾燥しているからなのか自分的にビールが美味しく思える季節だ。
そして「師走おまかせコース」がスタートだ。先付け『うなぎ磯辺巻き 山芋添え』鰻+とろろ+海苔と素材的にもどれも相性が良い。
八寸『うなぎ南蛮漬け・うなぎ白和え・鰆西京焼き・蟹テリーヌ・国産鶏炭火焼』これまた酒がすすんでしまう、美味しいものをちょっとだけと幸せな時間だ。
目の前のライブキッチンで職人さんが鰻をさばき始める。鮮やかなさばきで割きから串打ちの作業をリアルで見ることができる。
生造り『うなぎ酢〆うら梅造り』生の鰻を秘伝の酢とタレで〆めたのだやさん定番の一品。鰻の旨味が凝縮され食感も独特。
日本酒が飲みたくなり店員さんに相談すると埼玉の地酒「長瀞」をススメしていただいた。日本酒ソムリエもいるというのだやさんは日本酒のラインナップも鰻に合うものをセレクトしてくれる。
焼き物『ブランドうなぎ肝串焼き』大ぶりの肝を串焼きとして楽しめる。焦げ目のない見た目も美しく焼きが絶妙。
強肴『熟成兼光うなぎ紅白仕立て』ブランド鰻を熟成させて出す前に備長炭で炙る程度で提供するという。鰻の熟成された身の肉が濃厚だ。焼きすぎない焼かな過ぎないのも鰻の熟成肉を引き立たせる匠の技だ、これは美味い。
食事『かねみつ重・お椀・香の物』いよいよ「師走おまかせコース」も終わりに近づいてくる。今日は共水鰻が品切れとのことで兼光の鰻でのうな重となる。
のだやさんの匠の技、万遍返しで仕上げられた、うな重は見た目からして美しい。肉厚の兼光の鰻の身もトロトロとトロける食感。
この冬の時期は鰻の脂もノリ、ボリューム感も増してくるが、鰻の状態を把握して、蒸し、焼きの匠の技術でトータル的にバランス良く仕上げていく。コクのあるタレとの相性も良い。個人的にものだやさんのうな重は好きだ。美味いので定期的に食べたくなる。
コースの〆は、水菓子『白玉あんみつ』。下町の風情があり、うなぎ祭りのテンションから気持ちを落ち着かせてくれる。また、機会を見つけて食べに行きたい「のだや」さんだ。
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「入谷鬼子母神門前のだや」
所在地:東京都台東区下谷2-3-1
営業時間:11:00~14:00、17:30~20:00
定休日:月曜日
電話:050-5869-5137
・お店のホームページ
http://www.at-ml.jp/?in=67764/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13152282/
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