うなぎは大好物である。
午前中には用事が片付いた、せっかく茨城まで来てるので、霞ヶ浦でも見ていくかと、国道6号線を土浦方面へ。土浦駅を過ぎ、湖北あたりでうなぎの山中さんの看板を発見。看板に誘われ右折する。
霞ヶ浦の湖畔はレンコン畑が広がっている。どうやら道に迷ったか?レンコン畑の中をうろうろする、しかも未舗装路だ。なんとか、湖畔にたどりつき、景色を眺める。
そうそう、うなぎ屋へ行くんだった。しかしこんなところにうなぎ屋があるのか??
また、レンコン畑の悪路をうろうろすることになる。お店らしき広い駐車場に着いたここだ!このあたりから、舗装路だ。茨城県土浦市「うなぎの山中」さんを探訪する。
お店に入るとおばあちゃんが、出迎えてくれる。「暑いねえ~」と。店内はテーブル4卓、小上がり2卓。トイレと調理場はカヤブキ屋根の離れの建物。店内と離れの間の庭にも、屋外用のテーブルなどがあり、食事ができるようになっている。丑の日には満席になるのだろうか。
メニューはうな重上2000円とうな重特上2500円のみ。他、どじょう、天ぷらなどがあるがシンプルなメニューだ。うな重特上2500円を注文。
待つこと15分、うな重登場。表面にはしっかりと焼き目がつけてある。肉は厚め、箸で切るのに苦労するほどの、プリプリいやブリブリ固めのうなぎ。関東では珍しい蒸さないうなぎだ。関東でも東関東~北関東界隈では、蒸さないうなぎ地焼きの鰻にお目にかかることができる。厚めの肉は噛めば噛むほど、うなぎの味と独特な旨味ジューシー感が出てくる。ムシャムシャと食べるタイプだ。トロッとした感じは全くなし。タレは甘辛系だが、鰻に負けない濃厚なタレだ。肝吸いは、しょうゆ系で味は濃いめ。
うなぎの蒲焼というのは、調理の仕方で、こうも違うものかと、感心してしまう。関東風の深蒸しトロトロ鰻とは真逆の関東土浦地焼きのブリブリ超マニアックなうなぎでございます。霞ケ浦とレンコン畑に囲まれた場所柄もこれまたマニアック。所変わればお店変われば出てくるうな重の姿かたちが違うのだ。これだから、うなぎは面白い、やっぱりこの探訪はやめられない。
探訪日:2010.08
「うなぎの山中」
所在地:茨城県土浦市手野町石田497
営業時間:11:00~14:30、17:30~19:30
定休日:木曜日
電話:0298-28-0804
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080202/8001037/