うなぎは大好物である。
今年も残すところ一月もない。今年の鰻納めは、コロナ前の2年前にBS日テレ「バカリズムの大人のたしなみズム」にちょこっと出演させていただいた時の収録依頼をお願いした「入谷鬼子母神門前のだや」さんへその時のお礼もかねていくことにする。
その番組収録の直後にコロナ禍に突入してしまったためご挨拶もできずに丸2年が経過してしまった。
店横に止めてあったバイクに目が行く。エンジ色のフル塗装に金文字で「のだや」と入っている。お客様からも好評いただいているデリバリー用のバイクなのだそうだ。
店に入る前にこれを確認したい。今日は江部さん、店主本人が焼き手だ。
中庭にある七福神さんたちもこの時期らしくクリスマス仕様だ。この帽子などは女将さんの手作りなのだそうだ。今日は予約をしている。おまかせコースとして予約をしている。このコースは、その時によってコースの内容が変わるのだそうだ。
乾燥気味の冬で乾いた喉は生ビールで癒す。
コースがスタート。今回のコースのコンセプトはフレンチなのだそうだ。「うなぎパイ」ブールブランソース。白焼きとタレ焼きの2種類を楽しめる。パイ生地のサクサク感と鰻の濃厚さがとバターのソースが絡み合い美味。
前菜としてサーモンロール、砂肝のコンフィ、自家製カラスミ、うなぎのスモーク、キノコのマリネ。お洒落な前菜もん兵衛にとっては旨いツマミとなってしまう。
焼き物として肝串焼き。やや苦味のある肝とタレのバランスがよい。
強肴からウナギのアヒージョ。白焼きがニンニクを纏う。鰻という素材は和でも洋でも美味しくなるものだなあと感心する。これまでビールを飲んでいたがさすがにこれにはワインでしょ。ということでグラスワインの赤をお願いする。
ワインと同タイミングで、白焼き登場。共水うなぎの白焼きは、皮はパリッと仕上げられていて身はふんわりねっとりとした食感に仕上げられている。
白焼きとワインも合うものだ、色ワインでもよかったかな。ワインリストも充実している。
いつもなら日本酒をいただいているところだが、フレンチな気分で鰻をいただきワインで楽しむのもありかもしれない。
お食事のうな重は共水と兼光の食べ比べ重となる。上が共水うなぎ、下が三河の兼光うなぎ。見た目では分からないが食べると身の香りや食感が違うのが分かる。こういうのは個人のこのみなのでどっちが旨いとかいうことでもない。
のだやさんでは大きなサイズの鰻を使用しているため蒸しの工程のタイミング加減の技術が難しいのだそうだ。今日も焦げ目のない見た目の奇麗さは変わらず美しい。
デザートにはアップルパイとアイスクリーム。今夜は洋風フレンチ的な鰻料理を楽しんだ。今後も和にも洋にもなる鰻の素材を生かした創作料理がいろりろ誕生してくるのが楽しみだ。
【うなぎ愛好会ブログ】
https://unatan.net/
「入谷鬼子母神門前のだや」
所在地:東京都台東区下谷2-3-1
営業時間:11:00~14:00、17:30~20:00
定休日:月曜日
電話:050-5869-5137
・お店のホームページ
http://www.at-ml.jp/?in=67764/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13152282/
>>いつもご覧いただき、感謝申し上げます。
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