うなぎは大好物である。
車のお祓いで成田山へ行く、初めてだ。参道をブラブラ歩く、こういう街並みはいいねえ。この参道には鰻の看板をたくさん見かける。
うなぎ専門店の看板を見つける、店先では鰻を裂いているのは駿河屋さんだ。
創業1798年(寛政10年)の老舗駿河屋さんを探訪する。
駿河屋さんは成田山門前で旅籠屋として商いを始めたのが始まりだそうだ。
屋号の駿河屋は創業者の駿河屋与兵衛が静岡県(駿河国)の出身だったことからが由来だそうだ。交通の発達とともに成田山への参拝が日帰りでできるようになり、旅館業から鰻屋へと商いを変えたのだそうだ。お店に歴史あり。
店内は広い、奥のテーブル席へ。注文を受けてから裂くので、30分かかるという。
うなぎやんで裂くところから調理すれば最低そのくらいはかかる特上2730円を注文して、だまって待つ。こちらでは幻のうなぎ「共水うなぎ」を使用しているとのことだ。
成田は観光地だ、昼過ぎにもかかわらず、入れ替わり立ち替わりでお客さんが入る。
先に漬物が出される。待ち時間につまめるのが嬉しい。
待つこと30分、うな重登場。皮は柔らかい、身は厚め、フワッとトロッとして脂のノリも感じる。タレは味醂が効いて甘めで濃いめ。ごはんの炊き加減も硬めで好みだ。トロッとしていながら、脂がのっているようで、こってりトロな食感だ。かなりボリューム感がある。
肝吸いは、少々味濃いめだが肝のプリッがうまい。新鮮な肝はうまい。所詮観光地の鰻と思っていたが、これはまた、なかなかのうな重である。
探訪日:2010.03
「駿河屋」
所在地:千葉県成田市仲町359
営業時間:月火水金11:00~16:00、土日祝10:00~16:00
定休日:木曜日
電話:0476-22-1133
・お店のホームページ
http://www.surugaya-unagi.net/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/chiba/A1204/A120401/12006496/