うなぎは大好物である。
中野うな串巡り旅。中野でうなぎの串焼きと言えば、「味治」「川二郎」の二軒の人気店がある。今日は巡り旅なので、どちらも行きたい。さてどちらから行くのがよいか悩む。17時開店の「味治」さんから行くことにする。
「味治」さんは、2008年にオープンし7年になるという。店主は元「川二郎」さんの二代目店主で、「川二郎」を現在、東中野で営業している「くりから」の店主に任せて、あらたに「味治」としてここに開店したのだそうだ。
店内はテーブル2卓、カウンター9席ほど。奥には座敷席もある。
メニューは、短冊焼、きも焼、えり焼、八幡焼、の串セットを中心に白焼き、蒲焼、うなぎ燻製などがある。他には、カウンター内の壁になにげなく貼ってある。酒のツマミには困らない。串焼きは一本300円程度、懐にもありがたい。串セットをお願いする。
串セットが登場。画像の左からえり焼、きも焼、八幡焼、短冊焼。えり焼はやや骨っぽい部位だがトロッ柔らかい。肝焼きは柔らかくトロッとした食感。八幡焼は鰻とゴボウの串焼きだ。短尺焼は旨味が凝縮されややプリッと柔らかい身だ。
ヒレ焼を発見。貴重な部位なのである時だけなのだそうだ。ひれ焼(ニラ入り)ニラとヒレとともに身の一部が一緒に巻かれている。ヒレとニラの量のバランスも良くジューシーな串焼きだ。
ここでビールから、金宮(キンミヤ)に代える。金宮(キンミヤ)は三重県四日市の老舗「株式会社宮崎本店」の焼酎。
甘みがありそのままでも飲みやすい。新宿の思い出横丁のカブトさんあたりでは、これにシロップを入れて飲んだりする。今回は、女将さんにそのままコップに注いでもらう。これがまた後から効いてくるのだが。
串セットの短冊焼はあっさりとしたタレ焼なのだが、これをすだち醤油とニンニク醤油でいただく。すだち醤油ではサッパリとした味わい、ニンニク醤油ではパンチの利いた味わい、どちらも酒のアテにはぴったりだ。
白焼きをお願いして二人でシェア。お一人様だとなかなかこうはいかない。ホクッとトロッとした白焼きは山葵醤油につけてもよし、塩でもよし山椒でもよし、そのままでも美味しくいただける。
店主の焼いている姿を撮らせていただいた。73歳になるのだそうだ、笑顔が素敵だ。こんな風に粋に年を重ねていきたいなあと思ってしまう。川二郎時代のお話もお聞きしていると、うなぎ串焼きのルーツも気になるところだ。
トイレ横の通路には「春夏冬二升五合」うなぎ昇りとある最近では見かけなくなり、読める人も少なくなってきたのではないだろうか。粋なのだ。そしてトイレには一冊のノート。お客さんからの一言が書かれていてたくさんのお客さんに愛されているなあと感じる。また、行きたいと思うおっ店のひとつだ。ちなみに読み方としては、「秋無い升升半升鰻昇り」=「商売益々繁盛、うなぎ昇り」ということになる。
探訪日:2015.11
「味治」
所在地:東京都中野区中野5-57-10
営業時間:12:00~14:00、17:00~21:00
定休日:日曜日
電話:03-6677-1990
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13059507/
>>いつもご覧いただき、感謝申し上げます。
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