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うなぎ屋さん探訪315~愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

うなぎは大好物である。

まもなく名古屋を離れる。JRセントラルタワーズの中でお土産でも思う。12階のレストラン街に東京竹葉亭があるのか名古屋風地焼の土地で関東風の蒲焼を出しているのか?とちょっと疑問がわいている。エレベーターに乗り、12階へ。あと、10分ほどで夜の営業の開店時間だ。店の前のメニューなどに目をとおす。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

うな丼やひつまぶし、なるほど名古屋だからね。ここで面白いのが江戸前風と名古屋風が選べるようだ。江戸前と名古屋の違いについても説明書きがある。江戸前は、蒸してから焼いて柔らかい仕上がりタレは、醤油と味醂だけのさっぱりしたタレ。名古屋は、蒸さずに焼いて香ばしい仕上がり。たまり醤油と氷砂糖で濃厚な甘口たれ。とある。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

なんだか興味がわいてきた。竹葉亭と言えば、木挽町本店を思い浮かべる。名古屋店は直営の支店ではない。木挽町本店からの暖簾分け株式会社竹葉亭東京竹葉亭が運営する。名古屋店、なんば店、西宮店、西宮神宮会館店、リーガロイヤルホテル大阪店の5店舗があるようだ。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

開店早々に入店。奥の相席のお座敷個室に案内される。案内してくれるのは、昔百貨店の特別食堂あたりで着用していた白襟メイド風の制服。若くて綺麗なお姉さんばかり、どこか懐かしく可愛らしい。おしぼりとお茶が出てくる。じっくりメニューを見る。

メニューは、うな丼(椿)3250円より。(楓)3880円、(桜)4650円うなぎの大きさが違うようだ。他には江戸前ひつまぶし、名古屋ひつまぶし、白焼丼、肝焼き、う巻、うざく、鰻スープなど。肝焼きも江戸前と名古屋と選べるとのこと。その他、コース料理などもあり。

名古屋の街を歩き回ったので、とりあえずグラスの生をお願いする。そして肝焼きを、名古屋で。蒲焼を江戸前で注文した。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

待つこと10分ほどで肝焼き登場。これが名古屋風の肝焼き。綺麗に粒が揃った肝焼きだ。
香ばしく、トロみのある甘く濃厚なタレ。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

間もなく蒲焼登場。松花堂弁当でも入っているのかと思うようなお重箱。お重のなかには陶器の上に蒲焼様がのっている。こちらは、江戸前の蒲焼。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

皮は薄く、トロけるほど柔らかい。身はやや厚め、表面をややサクッと仕上げてある。トロッとねっとりした食感。タレはあっさりした醤油系。なるほど、タレの違いがはっきりと判る。

愛知県名古屋市うなぎ「東京竹葉亭名古屋店」さん

テーブルの上にはタレの瓶が置いてあり、こちらも江戸前と名古屋と二種類のタレが置いてある。ちょっとだけ、日本酒が飲みたい。「半田郷」愛知の地酒をひやで、ちょっとだけ。濃厚なタレにさっぱりとする酒が合う。

お姉さんが、なにかと気を遣ってくれる。美味しく楽しく頂いております。ご当地の鰻と関東風と比較しながら頂けるお店はなかなかない。

会計をしてくれた支配人にちょっと伺ってみた。名古屋の方が関東風江戸前を食べると、どう思うのだろうと思った。お店的には8:2の割合で名古屋が出るのだそうだ。なるほど、関東風が受け入れられているということでもないようだ。やはり地元で食べなれた味を好むようだ。しかし、年配の方などに関東風をお試しでお勧めすると柔らかくてさっぱりとしていて好まれるのだそうだ。今日は名古屋、次回は江戸前と言った感じで気分や好みで替えるお客様が多いとのこと。

名古屋風のパリサク濃厚の地焼も好きだ。関東江戸前のトロッ柔らか、サッパリとした蒸した蒲焼も好きだ。これで、今回の名古屋出張は終了。東京まで新幹線で2時間ほど、新幹線は速いよなあ。

探訪日:2015.03

「東京竹葉亭名古屋店」
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 タワーズプラザ 12F
営業時間:11:00~15:00、17:00~22:00
定休日:不定休(JRセントラルタワーズに準ずる)
電話:050-5595-9584

・お店のホームページ
http://www.chikuyotei.com/nagoya.html

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23000313/

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