うなぎは大好物である。
志満金支店、この名前がどうにも気になっていた。神楽坂志満金で聞いたところによると
昔、のれん分けをしたことがあると聞いたことがあります、とのこと。神楽坂志満金の支店ではないとのことだった。行ってみないと分からない。
場所は新宿荒木町、旧花街の外れ曙橋駅近くだ。新宿から四谷三丁目、外苑東通りを散歩がてら歩く。倉庫、町工場、オフィスなどの雑居ビルのなかに白地の暖簾にうなぎと書いてある店がある。外観は街の食堂だが、志満金支店と書いてある。ランチ時は過ぎているが先客2名。美味しそうな大盛りのカツ丼を食べている。
店内はカウンター席5席とテーブル3卓ほど。昭和レトロな街の食堂だ。女将さん一人で切り盛りしているようだ。冷たい麦茶を出してくれる。
メニューはうな丼1300円より。うな重1300円、上うな重2000円特うな重2500円、特上うな重3000円。それぞれ、肝吸い付。グレードで鰻の大きさが違うとのこと。他には、かつ丼、親子丼、うな玉丼などがある。一瞬、さっき見たかつ丼を注文しそうになる。なんだか旨そうなかつ丼だった。かつ丼、親子丼にも上のグレードがある。悩んでいると女将さんが何にします?と。上うな重2000円をお願いする。
待つこと20分、うな重登場。皮は薄くトロッとする脂ののり。身の表面をサクッと仕上げてある。厚さは普通の厚さ?3000円代のうな重なら普通かもしれないがこれは2000円のうな重、このお値段なら立派な蒲焼だ。身はトロッと柔らかい。
タレは醤油系辛め濃いめ。かためのご飯と濃いめのタレでご飯がすすむ。ご飯の盛りも多めだ。ボリューム感のあるこってり辛めのうな重だ。しかもこのお値段でだ。いいねえ。
肝吸い、大きな茶碗で量が多い。漬物の盛りも多め、奈良漬が入る。肝吸いと漬物は食堂な雰囲気だ。なんだか不思議な魅力のお店だ。食べたら歩く、店を出て水道橋まで歩く。
リライトしている2020年現在は閉店となっているそうで残念。長い間お疲れ様でした。御馳走様でした。
探訪日:2014.09
「 志満金支店」残念ながら【閉店】
所在地:東京都新宿区荒木町16
定休日:土日祝
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13086286/