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うなぎ屋さん探訪002~江戸末期創業・大正ロマンの建物で味わう上品なうなぎ。埼玉県川越市「小川菊」さん

うなぎは大好物である。

今回は食べログなどでも高評価を得ている川越の老舗「小川菊」さんへ。川越の街は古い町並みを活かした観光地として人気があり、小川菊はその中でも大正ロマン通りに佇む名店です。

埼玉県川越市うなぎ小川菊

店舗は木造建築で、重厚かつノスタルジックな雰囲気。創業は江戸後期の文化4年(1807年)で、茶屋から飲食店へと鰻屋の形が変わり始めた文化文政期に生まれました。現在の建物は大正初期の建築で、川越市の都市景観重要建築物に指定されています。歴史ある佇まいが訪れる人を魅了します。

埼玉県川越市うなぎ小川菊

提供されるうなぎは、しっかりと蒸しを入れた江戸前スタイル。皮はやわらかく、厚みのある身もふんわりしています。脂のコクは控えめですが、臭みがなく上品。タレは関東の醤油ベースに味醂をやや効かせた甘さ控えめのタイプで、あっさりとした味わいです。

埼玉県川越市うなぎ小川菊

個人的には皮がパリッと香ばしく、身がトロッとした濃厚系が好みなので少し物足りなさを感じましたが、うなぎが苦手な方や女性には食べやすい仕上がりかもしれません。鰻の楽しみ方は人それぞれ。川越観光の際には、ぜひ自分の舌に合う一軒を探してみるのも面白いと思います。

蒲焼「小川菊」
所在地:埼玉県川越市仲町3-22

営業時間:11:00~14:00、16:30~19:30
定休日:不定休
電話:049-222-0034

探訪日:2008.04

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小川菊 (本川越/うなぎ)
★★★☆☆3.64 ■予算(夜):¥5,000~¥5,999
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