うなぎは大好物である。
2014年に実行した、朝から鰻串で何軒行けるかチャレンジした時の記事です。
時間は16:40分、西武新宿線中井駅、雨が降っている。昼に自由が丘の「ほさかや」さんを出て夕方までどうしていたのか。東急大井町線を旗の台で乗り換え池上線で蒲田へ。京急蒲田から平和島へ。平和島の駅前にある、「あきば」さんに向かうが開いていない、定休日なのか?どうにも、自由が丘の「ほさかや」さんで食べたうな丼で腹がいっぱいだ。腹ごなしをしようと、近くの平和の森公園まで散歩。15:00からやっていると思われた蒲田駅近くにあるの「うなぎ家」さんは、店頭に17:00からと書いてある。仕方がないので、西武新宿線の中井駅まで来たところだ。
去年2013年11月にオープンしたばかりの「鰻串焼き くりから」さんに行く。中野の「川二郎」さんで始業したというオーナー店主。まだ、「川二郎」さんへはこの時は未訪問だ。
店の前についたのは16:50分、風雨が激しくなってきた。まだ暖簾は出ていないが、恐れながら店の扉を開ける。店主が注文は17:00からですが、雨なので店内でお持ちくださいと嬉しいお言葉。
店内はカウンター席9席、奥にテーブル席がある。さらに二階にもテーブル席もあるようだ。17:00になり店内の裸電球がつけられ、暖かい雰囲気になる。壁には「くりから」の由来が書かれている。倶利伽羅龍王という不動明王の化身、龍が剣に巻き付く姿に似ているということからなのだそうだ。
生ビールをお願いする。串ひと通り3点、くりから、肝焼き、ひれで640円をお願いする。
うなぎの串類は1本180円から280円。なかなかリーズナブルな感じ。肝さしも気になり注文。
肝刺しは湯通ししてある肝をニンニクまたは生姜醤油とネギでいただく。にんにく醤油でお願いした。ふんわりと柔らかな肝にニンニク醤油がよく合う。
くりから焼、見た目もきれいなくりから、まさに串に巻き付いている。プリッとふんわり柔らかな食感、さりげないタレ。
飛騨特産とある山椒粉。この山椒もいろいろで、生産量でいうと和歌山、奈良、岐阜
他にも各地で生産され品種も違うようで、それぞれ風味、痺れ具合も違うようだ。ちょっと振り掛けてみると鰻と山椒の風味はよく合う。
やはり日本酒が欲しくなる。香川の金陵をいただく。さらっとして飲みやすい。
肝焼き、なんとも大ぶりな肝焼。さりげない苦みと、プリッとやわらか、ほんのり甘めのタレとともに口の中に広がる。
ヒレ巻、焼きすぎず焼きたりないこともなく、やや焼が強めで好み、ちょうど良い焼き加減。
ホッピーもあるのだが、チューハイの元祖と言うホイスが気になって注文。さわやかさっぱりとした飲み口。これはいけるねえ。
ばら、エリ、短冊を注文。
エリ焼、骨っぽいイメージのあるエリ焼だが、骨まで柔らかく肉の旨味がでている。
ばら、しっかり身がついているバラ焼。
短冊、肉厚、ややプリッと柔らかジューシー。
そしてメニューの串ものの左側の限定串、これをパッと見た感じで限定牛と読み間違えていた。限定串じゃないか。レバーと皮があり注文する。
レバー、なんとも大ぶりなレバー。そして表面は香ばしく焼いてあるがなかはレアっぽくトロッとした感じ。こんなレバーははじめてだ、これ好きだなあ。だからと言って限定串を何本も食べてはいけない。そしてホイスでサラッとしてホイスお代わり。
皮焼。なるほど皮だ。ちょうど良い塩梅で皮側の身の肉がついている。
トロトロまむし焼。お一人様サイズの小さめの蒲焼・白焼きとのこと。まむし焼黒(蒲焼)をお願いする。
関西でまむし丼というと地焼の鰻がご飯の中に入り、程よく蒸されたうな丼のことだ。店主に聞くとまむしとはよく蒸すことなのだそうだ。蒸加減よし、とろとろ過ぎない肉厚の蒲焼だ。
店を出るころには、席はほぼ満席。はやくも人気の串焼き店のようだ。お会計二人で7380円、これだけ楽しんでこのお値段は、かなりありがたい。まっすぐ焼と向き合うご主人と
美人で気さくな女将さんのいる若いうなぎ串焼き店。心より末永く頑張ってほしいと思う。
じつは、ここで帰ると思いきや、新橋に移動。もう一杯だけ・・・。
探訪日:2014.03
「鰻串焼き くりから」
所在地:東京都中野区東中野3-16-8
営業時間:月・火・木・金17:00~23:00、土・日・祝日13:00~22:00
定休日:水曜日
電話:03-6908-1607
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