うなぎは大好物である。
宇都宮に出張、昼食に川蝉に行くことにする。
お店近くのコインパーキングに車を止る。
時間は11:30開店直後だ。
昭和的建物の店の引き戸の取っ手は飾り取っ手だ。入口に小学生以下のお子様はお断りと記載がある。既に二人カウンター席に座っている。空いているカウンターに案内される。
ややゆったりと座れるカウンターだ。店内はカウンター席5席、テーブル席1卓。二階には座敷、個室があるようだ。昼前、次々とお客さんがやってくる。既にカウンター席は満席、二階の座敷へと案内している。予約のお客さんも多いようだ。
昭和レトロな懐かしい感じの店内、古くも趣がある。カウンターの上には剣菱の樽酒。
江戸時代のものであろう火消の飾り。
昼のメニューはシンプルだ。うな重竹2835円、松3465円。うなぎの重量、大きさが違うとのこと。蒲焼、白焼とそれにご飯がついた白焼御飯、蒲焼御飯がある。夜には酒の肴系のメニューがあるとのこと。うな重松3465円をお願いする。
うな重のグレードが二種類だと、上のグレードを選んでいる気がする。ただ、三千円代以内であること。二種類以上だと店員さんに相談して真ん中のグレードを選んでいる気がする。店員さんが薦めるのが真ん中のグレードが多いのだ。あんまりにも種類が多いお店は悩んで選びきれない、そんな時は、一番下のグレードを選んでいる傾向にあるようだ。
他のお客さんもうな重松を注文している。
そんなことを考えていると、女将さんがお茶を運んできてくれる。小判のような鉄製のお茶請け。ほんのり甘みのある日本茶だ、玉露ってことはないだろうが旨い。女将さんがまめにお茶を継ぎ足してくれる。「お茶が美味しいですね」と女将さんに伝えると、うなぎも美味しくいただけますようにと素敵な笑顔。
カウンター内の調理場では、二人の職人さんが仕事をこなす。着ている白衣、白帽がいかにも職人という雰囲気。元気にあいさつ、ちょっとした気配り、気さくな職人さんだ。
待つこと25分、うな重登場。皮は薄くパリッとしている、パリパリの皮だ。
これはくせになる皮の食感。身はやや厚みのある身。ホロッとした感じの柔らかい身だ。
甘い身の旨味が出る、脂のノリもよく程よいボリューム感がある。タレはほんのり甘め、控えめなタレ。うなぎ、タレ、ご飯のバランスよし。
日本茶が旨い。女将さんの気遣いが嬉しい。会計時にコインパーキングの割引券をもらう、ありがたい。夜は夜の雰囲気で賑わうことだろう。
探訪日:2013.12
「川蝉」
所在地:栃木県宇都宮市大通り5-1-19
営業時間:11:30~13:30、17:00~22:00(土17:00~22:00)
定休日:日・祝日
電話:049-262-5321
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tochigi/A0901/A090101/9000024/