うなぎは大好物である。
先日痛めた腰のリハビリにお茶の水まで来ている。診察とリハビリの間が昼食時を挟んで3時間ほどある。駿河台の坂を下り神保町方面へ歩く。このあたりは、出版社や古書店が並ぶ街だ。
そんな落ち着いた街にある鰻屋、なかや蒲焼店 神田神保町店に行く。ちょうど岩波ホールの裏路地を歩いていると、控え目な「うなぎなかや」の看板がある。創業は1946年(昭和21年)の老舗うなぎ屋だ。
ビルの自動ドアを入ると、暖簾が見える。暖簾をくぐると、4卓ほどのテーブル席がある。
1階席は昼時のビジネスマンで賑わっている。テーブル2卓と板座敷に7卓ほどの2階席に案内される。メニューはランチ30食限定でうな丼1200円より。うな重上2200円、特上2500円、組3500円、大名4500円とある。上と特上ではうなぎの大きさが違うとのこと。
それ以上の組、大名はうなぎの量や肝吸いの肝の量、上新香の違いなどとなるようだ。
他には親子重や鶏重がある。一品料理ではうざく、うまき、鰻の煮凝り、柳川鍋がある。
チーズのおひたしというのが気になるところだ。コース料理も6000円からある。特上2500円をお願いしておとなしく待つ。
待つこと20分、うな重登場。皮はやや厚め弾力あり柔らかい皮。身はやや厚めで、ホクッとトロッした柔らかい身だ。脂のノリもなかなかでボリューム感あり。タレは辛め控えめのタレ、うなぎとのバランスがよい。ご飯の量はやや多めだ。肝吸いはカツオ出汁のきいて、大ぶりの肝が入る。新香には奈良漬が入る。
周りのお客さんの話は、場所柄出版に関する話が多いようだ。出版系OLさんも多い。
壁には昨今の鰻高騰に関する店の対応について書かれている。従来細物を使用してきたが、値上げをし続けないために、太物を使用して、従来の目方で提供しているとのことだ。細物から太物に変えることで重箱に入った見た目は変わってしまうが、目方重量的には同じように対応するので何卒ご了承をとのことだ。こちらでも価格高騰の苦労がうかがえるが、この値段でこのボリューム感であれば満足である。
探訪日:2013.10
「なかや蒲焼店」記事は移転前のものです。
所在地:東京都千代田区神田神保町1-32 出版クラブビル 1F
営業時間:11:30~13:30、17:30~20:00
定休日:無休
電話:03-3518-9095
・お店のホームページ
https://nakayakabayaki.gorp.jp/
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13266109/