うなぎは大好物である。
いつもの遅い昼食。どうも昼時ピークの混雑のなかで食事はするのは苦手なので混雑のピークが済んだ後にしたい。
所用で所沢周辺をくるまで走っている。所沢から多摩湖へ向かう途中の鰻屋さんに立ち寄る、西武線の駅でいうと下山口のあたりだ。駐車場は道路を挟んだ店の向かいに二台分ほどある。
14:00頃に入店。カウンター5席、小上がり2卓決して広くはないが、このぐらいこじんまりしていたほうが落ち着くなあ。店内には店主とおかみさんと私。カウンター越しから店主がうなぎを捌くのが見える。おかみさんが新聞を持ってきてくれたりいろいろ気を遣ってくれる。「うなぎ蒸してますから~ちょっと待ってください」と店主。うなぎを蒸しているときは店主の手も止まるので一言気を遣ってくれたのだろう。決してボケっとしているわけではなことは、分かっておりますよ。
待つこと30分うな重登場。皮は弾力があるがやわらか。身は超肉厚。フワフワとした身は中はトロける食感。皮下の脂のノリも申し分なくものすごいボリューム感あり。タレは濃厚過ぎない甘辛甘めで好み。
うな重上は二段重であった。この重のふたが閉まらないくらいのフワフワの盛り上がり
元気の出るおいしいうな重なのでございます。
大変残念なのことに店主ご夫婦の年齢的体力的な問題で、本来9月閉店の予定を前倒し諸事情より2019年6月30日惜しまれつつ閉店となってしまった。
鰻屋さんの抱える問題は、鰻稚魚不良やうなぎ仕入れ値の高騰だけでなく、お店の後継者問題も深刻な問題なのである。うなぎ食文化、未来にも鰻の調理技術を継承していただきたいものと思う。
探訪日:2008.12
「よし川」【閉店】
所在地:埼玉県所沢市大字山口1187-7
定休日:火曜日・金曜日
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/saitama/A1106/A110601/11003272/