うなぎは大好物である。
山梨に出張。仕事は終わった、さっさと帰ればいいところだが、うなぎが食べたい。甲府の旧花街、若松町にある黒駒楼に寄る。
創業は江戸時代天保年間創業(1830年頃)。江戸の食文化が甲府に入ってきたころだそうだ。花街が賑やかだったころには、酒と芸者と鰻のスタイルだったようだ。昭和天皇、山下清など著名人も訪れたそうだ。
現在は花街の賑やかな面影はないが、黒駒楼の前にしみ抜き屋が二軒あるのが気になるところだが、いろいろ歴史は深そうだ。
駐車場は店舗裏、細い路地を入っていく。左の玄関は座敷専用の入口、右の自動ドアはテーブル席の入口だ。テーブルは4卓程度、メインはお座敷なのだろう。
メニューはシンプル、うな重並は3000円から、うな重上3500円、うな重特上・中入れ丼4200円。グレードでうなぎの量と大きさが違うとのこと。うな重上は大き目のうなぎが二切れ、うな重並は上より小さめのうなぎが二切れとのこと。女将さんにお勧めを聞いてみると、うな重上3500円をすすめられたので上にしてみる。ランチのうな丼は1000円もある。
待つこと35分、うな重登場。皮は、やや厚め。トロッとした脂ののりでボリューム感あり。表面はパリッと仕上げてあり、厚めの身だ。柔らかく、フワッとしている。タレは、醤油系辛め、だが濃すぎず。
うなぎの身の厚みもあり、なかなかの脂ののりでボリュームのあるうな重だ。ご飯の質をもうちょっと頑張ってほしいところかな。漬物には奈良漬が入る。ボリューム感のある甲府の老舗うなぎでございます。
探訪日:2013.06
「黒駒楼」
所在地:山梨県甲府市青沼1-3-13
営業時間:11:00~14:00、16:00~20:00
定休日:月・木曜日
電話:055-233-2702
・お店のホームページ
・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19000010/