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うなぎ屋さん探訪212~東京都杉並区荻窪うなぎ「安斎」さん

うなぎは大好物である。

都内の人気店のひとつ、新宿での仕事を終え中央線で荻窪へ。荻窪はすごく遠いイメージがあったのだが、新宿から中央線で10分ほどだ。荻窪駅南口を出て商店街を歩いていく活気のある商店街だ。

荻窪うなぎ「安斎」さん

左に入り商店街を抜ける、今回も予約はしていない。一階は厨房とテーブル1卓。
最近座骨神経痛がいたむ、テーブル席はうれしい。二階は座敷席のようだ。シックでシンプルな店内。

荻窪うなぎ「安斎」さん

女将さんがいろいろ気を使ってくれる、メニューはシンプルうな丼あり、ビールとひれ焼きをお願いする、そしてうな丼も。

気さくなご主人は若い、夕方の持ち帰りの弁当などの注文があるらしい。忙しそうに仕事をしている、お客さんが、うな丼弁当を自転車でとりにくる、そのやりとりもホッコリするやりとりだ。

荻窪うなぎ「安斎」さん

まもなくビールがでてくるヱビスのの瓶ビール、そしてひれ焼き。焼きは浅いがシャリシャリとしたひれ感を感じる、タレも濃すぎずほどよくひれ焼きを盛り上げる。今日の仕事を終え、至福の時間だ。鰻屋の時間はゆっくり流れるから好きだ。店内にはうなぎ供養のお札がある。

荻窪うなぎ「安斎」さん

待つこと30分、うな丼登場。皮は柔らかい、身は普通の厚み、表面サクット仕上げてある
ふわっととロットしているのだが、トロトロしすぎない、程良い脂感、タレはやや甘めだが主張しすぎず、絶妙なふわとろ感と控えめな甘めのタレ、ご飯とのバランスもよい。
鰻らしさをのこしながらの上品うな丼だ。

荻窪うなぎ「安斎」さん

うなぎ愛を感じる。やさしいバランスのうな丼。荻窪のほんわかする地元密着の鰻屋さん。女将さんはよく動く、がんばりすぎないようにしていただきたい。

荻窪うなぎ「安斎」さん

うな丼がなくなる頃に気さくな若店主が声をかけてくれる、「お口に合いましたでしょうか?」と。お店もひとだんらくしたようなので、ちょっとお話をさせてもらった。

若店主は二代目。先代の父は腰痛でお休みとのこと。お店で気を配ってくれる女将さんは母。その女将さんからは若いですがよろしく、と。なかなか後継者がいないこのご時世に
息子が受け継ぎ幸せなお店だ。しかし、いまの鰻の環境を考えると、どう継承してどう継続するか、大変なご苦労になるのだろう。

最後に若店主のお写真を、女将さんは恥ずかしいと柱に隠れるが、堂々とした姿の二代目さんは頼もしい。荻窪の商店街はにぎやかだ。

探訪日:2013.04

「安斎」
所在地:東京都杉並区荻窪4-12-16
営業時間:11:30~14:30、17:00~20:00
定休日:日曜日
電話:03-3392-7234

・お店のホームページ

・食べログでのお店の詳細情報。
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13001105/

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